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スーパーヒーロージェネレーション 【すーぱーひーろーじぇねれーしょん】 ジャンル シミュレーションRPG PS3通常版PS3スペシャルサウンドエディション PSV通常版PSVスペシャルサウンドエディション 対応機種 プレイステーション3プレイステーション・ヴィータ 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 トムクリエイト 発売日 2014年10月23日 定価 通常版 / スペシャルサウンドエディション【PS3】7,600円 / 10,450円【PSV】6,640円 / 9,500円(各税別) 備考 公式サイト 判定 なし ポイント コンパチヒーロー版Gジェネゲーム自体はGジェネの劣化特撮俳優の本人出演と原作効果音の採用は高評価原作再現を優先した結果の弊害が見えるシナリオクロスオーバーものとしての面白みは薄い コンパチヒーローシリーズリンク 概要 評価点 問題点 総評 概要 『グレイトバトル フルブラスト』から連なる新生コンパチヒーローシリーズの一作。 タイトルの通り、「コンパチヒーロー(ウルトラ、ライダー、ガンダム)で『Gジェネ』をやろう」といったコンセプトで生み出されたであろう作品。 流石に『Gジェネ』シリーズのような生産・開発などの要素はなく、ヒーロー達を駆使して各原作に沿ったストーリーを攻略していく内容になっている。 基本システムは『SDガンダム GGENERATION WORLD』以降のものを参考にしている。 「ボーナスステップ」や「ブレイク」といったシステムは名前を変えて採用されており、近年のGジェネプレイヤーならほぼ違和感なくプレイ可能。 それでいて、極一部はコンパチヒーローシリーズから派生したバンプレスト製の『スーパーロボット大戦シリーズ』のような要素を加えた内容になっている。 + プレイアブルキャラクター一覧 ★マークはコンパチ初参戦作品。この他にもエネミーキャラクターが各作品の劇場版やOVから登場している。CV欄の太字はオリジナルキャスト(当時における公式での声優変更は除く)。 シリーズ 作品 キャラクター CV ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマン ノンクレジット(*1) ゾフィー(*2) ウルトラセブン ウルトラセブン ノンクレジット(*3) 帰ってきたウルトラマン ウルトラマンジャック(*4) ノンクレジット(*5) ウルトラマンA ウルトラマンエース(*6) ノンクレジット(*7) ウルトラマンタロウ ウルトラマンタロウ(*8) 石丸博也 ウルトラマンティガ ウルトラマンティガ ノンクレジット(*9) ウルトラマンメビウス ウルトラマンメビウス 福山潤 ウルトラマンヒカリ(*10) 難波圭一 ハンターナイトツルギ(*11) ウルトラマンゼロ(*12) ウルトラマンゼロ 宮野真守 ★ウルトラマンギンガ ウルトラマンギンガ 根岸拓哉 ジャンナイン(*13) なし 仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー 仮面ライダー1号 稲田徹 仮面ライダーBLACK RX 仮面ライダーBLACK RX 倉田てつを 仮面ライダー電王 仮面ライダー電王 関俊彦(ソードフォーム)遊佐浩二(ロッドフォーム)てらそままさき(アックスフォーム)鈴村健一(ガンフォーム)三木眞一郎(ウイングフォーム) 仮面ライダーW 仮面ライダーW(*14) 桐山漣(翔太郎)(*15) 仮面ライダーアクセル(*16) 木ノ本嶺浩 仮面ライダーオーズ/OOO 仮面ライダーオーズ 渡部秀 仮面ライダーバース(*17) 岩永洋昭 仮面ライダーアクア(*18) 菅沼久義 仮面ライダーフォーゼ 仮面ライダーフォーゼ 堀曜宏 仮面ライダーメテオ(*19) 吉沢亮 仮面ライダーなでしこ 真野恵里菜 ★仮面ライダーウィザード 仮面ライダーウィザード 白石隼也 仮面ライダービースト 永瀬匡 ガンダムシリーズ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア νガンダム 古谷徹 機動戦士ガンダムF91 ガンダムF91 辻谷耕史 機動戦士ガンダムSEED フリーダムガンダム 保志総一朗 ジャスティスガンダム(*20) 石田彰 機動戦士ガンダム00(*21) ダブルオーライザー 宮野真守 ケルディムガンダム 三木眞一郎 アリオスガンダム 吉野裕行 セラヴィーガンダム 神谷浩史 ★機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN(*22) ガンダムAGE-2 ダブルバレット 江口拓也 ガンダムAGE-2 ダークハウンド(*23) 鳥海浩輔 ガンダムAGE-1 フラット(*24) 井上和彦 ★機動戦士ガンダムUC ユニコーンガンダム 内山昴輝 コンパチヒーローシリーズ ゲームオリジナル アルフロディ・セオ(*25) 井上麻里奈 リタ・リターナ(*26) 喜多村英梨 評価点 演出面 戦闘シーンの完成度 PS3とPSVのハード性能を活かしたグラフィックの美麗さはコンパチ史上類を見ないレベル。キャラクターの頭身も今までの『ザ・グレイトバトル』や『ロストヒーローズ』に比べるとやや高く、劇中のモーション・技・エフェクトなどがよく再現されている。後述の通りSEも高い再現度であるため非常に盛り上がる。 ガンダム勢はGジェネシリーズを元にしてはしているがきちんと黒目があり、挙動も他シリーズに合わせてかケレン味のあるヒロイックな動きが強調されている。 知る人ぞ知る映画『蘇れ!ウルトラマン』の「マリンスペシウム光線」や、本来は平成『ウルトラセブン』の技である「ネオワイドショット」などマイナーなところからも技をチョイスしている。 宇宙空間で小惑星を足場にモビルスーツや戦艦を相手に獅子奮迅の活躍を見せるライダーなど、サイズ差を無視したコンパチシリーズならではの面白い光景も堪能できる。 エネミーキャラクターもバリエーションこそ少ないが完成度が高く、戦闘員や量産型MSの攻撃は複数個体で襲いかかってくるなど劇中を忠実に再現したものとなっている。また、コンパチシリーズではあまり出番の無い戦艦も多数登場する。 SEの再現性 ウルトラシリーズと比較すると多数のゲーム展開が行われているライダーゲームやガンダムゲームは、時折SE再現が雑になるが、本作ではサウンド面の再現度がかなり高い。 特にわかりやすいのが初代『仮面ライダー』。『クライマックスヒーローズ』では似ても似つかないSEになってしまっているものが、本作は飛翔音、風車音など劇中と同じものが使われている。 ただ、打撃音などは別物を使用。昭和ライダーの初代と『RX』は詰めが甘い部分も見られる。『正義の系譜』と比べると顕著。 ロボライダーのボルティックシューターの射撃音は当時のものとは別物だが、違和感の薄いものを使用しており、差異を少しでも埋めようとする努力は見られる。 『クライマックスヒーローズ』、『バトライド・ウォー』シリーズを担当していたエイティングに比べ、少しでも再現度を高める姿勢が感じられる点はライダーファンにとっては大きな良点である。 ガンダムは流石にGジェネシリーズでの実績があるため、問題は少ない。各作品のSEをほぼ適切な形で使用している。 音量バランスも大半は良質で、「ベルト音声だけ小さすぎて聞こえない」「自己主張しすぎ」ということもない。 特撮枠の本人採用率の高さ ガンダムは元々Gジェネシリーズでの蓄積があることも手伝って全員オリジナルキャストだが、ウルトラ・ライダーシリーズからもオリジナルの俳優・声優が多数参加している。元々特撮ゲーム作品は俳優の肖像権やギャラの都合上ボイス面はオミットされがちであり、本人キャストが数名参加した時点でファンは軽い騒ぎになるというのが通例だったが、今作は歴代の特撮ゲームの中でも圧倒的な本人採用率を誇っている。 ウルトラシリーズは引退した俳優、大物俳優など理由のため、代役がやや多め。それでも敵役にはオリジナルキャストを起用している。 カミーラ役の芳本美代子氏、ダーラム役の松田優氏は特に驚きと喜びの声がファンから上がった。 その他、既に逝去した声優であるメフィラス星人役の加藤精三氏、エンペラ星人役の内海賢二氏、デスレム役の郷里大輔氏などは『大怪獣バトル』シリーズや『HEROES VS』のライブラリ音声を使用しての出演を実現させている。 ウルトラマンタロウ役は厳密にはオリジナルキャストではないが、近年ではすっかりお馴染みの石丸博也氏が担当している。本作でタロウが初登場するのは『ギンガ』ステージのため作品的にはオリジナルキャストである。 仮面ライダーシリーズは代役も目立つが、それ以上に俳優本人によるアフレコ率がかなり高い。 『仮面ライダー バトライド・ウォーII』に登場した劇場版エネミーの配役に関しては、本作でも全員オリジナルキャストを起用。 『W』の劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』の敵「NEVER」のメンバーはメタル・ドーパント(中村浩二氏)とトリガー・ドーパント(出合正幸氏)のみ本人が担当している。 『フォーゼ』勢は『バトライド・ウォー』に出演経験のあるサジタリアス・ゾディアーツ役の鶴見辰吾氏に加えて、本作ではリブラ・ゾディアーツ役に『剣』の仮面ライダーギャレン役でお馴染みの天野浩成氏、劇場版『MOVIE大戦MEGA MAX』の仮面ライダーなでしこ役に真野恵里菜氏、そしてまさかのキャンサー・ゾディアーツ役でタモト清嵐(現:田本清嵐)氏らが出演し、オリオン・ゾディアーツ除いたほぼ全員がオリジナルキャストとなっている。 『ウィザード』は登場するファントム達は全員代役だが、白い魔法使いを含めた幹部陣は原典と同じキャストを採用しているという徹底ぶりである。池田成志氏は白い魔法使い役としてはゲーム初出演となる。 『オーズ』に至っては、味方・敵幹部含めて『MOVIE大戦MEGA MAX』の仮面ライダーアクアを除いたほぼ全員がオリジナルキャストである。 『BLACK RX』からは倉田てつを氏とてらそままさき氏が出演。RX役の倉田氏は『ディケイド』での客演時よりもテンションが若く、力強い「許さん!!!」が聞ける。シャドームーン役のてらそま氏は近年では『電王』のキンタロス役(*27)でお馴染みだが、本作ではTwitter上で本人がツイート(*28)したように、それまでよりも当時を思わせる演技をしてくれている。ちなみに『正義の系譜』でも実現しなかった番組終了以来の本人対決がこれで実現した。 初代『仮面ライダー』に関しては全て代役声優で占められている。この点は俳優、怪人役の声優含めて超大物または故人のため仕方ない。 システム面 元のGジェネシリーズの成熟したシステムを活用しているため、大きな問題なくプレイが可能。 それに加えて本作は『GジェネOVER WORLD』の「マスタースキル」や、スパロボシリーズの「精神コマンド」を彷彿とさせるスキルシステム(*29)があり、戦闘に別の戦略性を持たせることが可能となった。 キャラクター格差は割と大きいものの、難易度はあまり高くないため「使えないキャラ」はいない。 問題点 演出面 武器の選定・戦闘演出 基本的にボイスパターンが各技につき一つしかない。せっかく一部キャラは代役を起用してまで新録したのに…(後述)。 特撮勢は技のチョイスが大味すぎる。ほとんどの技が原作での必殺技であり、通常攻撃(格闘や武器)が採用されているキャラはほとんどいない。 ヒーローもののお約束である合体技などは一切無い。『ロストヒーローズ』や『GジェネOVER WORLD』では好評を博していただけに、せっかくのクロスオーバー故にこの点の交わりはあっても良かったかもしれない。 全てではないが、音声の再生タイミングがかぶると、前の音声が強制的にぶつ切りされてしまう場合がある。おそらく音声再生開始のタイミングがシーンごとに決まっているためだろうが、杜撰と言わざるを得ない。 Wのサイクロンジョーカーエクストリーム変身時を例にすると、翔太郎「フィリップ、エクストリームだ!」「俺達の力、」フィリップ「見せてあげるよ」「エク…」メモリ音声『エクストリーム!』という有様(「エク」の続きは完全スキップされる)。 ティガ以外のフォームチェンジ、パワーアップフォームなどは別形態で運用できるのではなく全て技扱いとして内包されてしまっており、批判点として挙げられやすい。使い道が大味過ぎて飽きるだけでなく、フォームチェンジを挟むとそのシーンが細かく再現されるため、戦闘演出がかなり長いものになってしまい、テンポが悪い。再現度自体は高いので、他にやりようを見つけても良かったと思われる。 仮面ライダーウィザードに至っては基本形態の4スタイルがフレイムスタイルしか登場せず、他スタイルの戦闘は強化形態のドラゴンでしか登場しない。 ウルトラマンメビウスもバーニングブレイブの「メビュームバースト」が最後に習得する技で、最終回・続編OV『アーマードダークネス』を再現しておきながら、両方に登場したフェニックスブレイブが登場しない。本作にはフェニックスブレイブで合体するウルトラマンヒカリが別にプレイアブルで登場しているため「設定上出すのが難しい」という意見もあるが、同じように他キャラやその他大勢の協力が必要なグリッターティガやWのサイクロンジョーカーゴールドエクストリームは普通に登場している。同じコンパチシリーズの『ロストヒーローズ』では登場しているのに…。 例外として最初から使用できるティガだけは何故かタイプチェンジが固有技能として実装されており、唯一3タイプ全てが使用可能でそれぞれ3つずつ技を持っている。何故多彩なフォームチェンジと技数を持つ平成ライダー勢には実装されていないのか…。結果としてティガのみ技数が11(被ってる技含めると15)と文字通り桁違いに多い。 逆にガンダム勢は『Gジェネ』シリーズでのノウハウがあるせいか、通常武装を普通に使う(尤もライダーやウルトラマンと比べるとガンダムには必殺技に相当するものが殆どない為、やむ得ないが)。一方で、ウルトラやライダーに比べると武装が少ない(必殺技らしい必殺技が無い)という謎の煽りを食らっている。特に『00』のエネミーで技「TRANS-AM」を持つユニットはもう片方の技のそのまま色違い(赤くしただけで技ボイスも同じ)というものが多く、技の枠を2つ設けるなら別モーション・別ボイスにしてほしかったという疑問を覚える。 エネミー(特に特撮勢)はボス級を含めて基本的に技は2種類しかない。雑魚は基本1種類。せっかくオリジナルキャストを起用したのにそのせいでボイス数が少なくなっており、勿体無く感じる。 その分キャンサー・ゾディアーツのように、劇中の落語部設定に引っ掛けた本作新規の長台詞を吐いてくれるエネミーもいるのだが。 一部演出の原作との食い違い これまでのコンパチシリーズには基本的に「人間」という概念がないのにもかかわらず、ガンダムやライダーのルートでは生身の人間が(画面には出てこないが)存在すると解釈せざるを得ない演出が多い。 昔のコンパチヒーローシリーズはオリジナルストーリーをバックボーンに置いたり、SDということを活かして大幅なアレンジを加えることでなんとかこれらの違和感を抑えていたが、本作は原作を中途半端に意識したためにどっちつかずになっている。以前もそんな作品がなかったわけではないが…。 仮面ライダーオーズのタジャドルコンボに変身する際の演出がドラえもんにひみつ道具をねだるのび太の如く相棒のアンクにメダルをねだるというもので原作ファンから非常に不評。しかもよりによって変身後のポージングで本編最終回の構図を再現してしまっている。そのくせ使う技はマグナブレイズでも最終回のロストブレイズでもなく、プロミネンスドロップ。 原作ではタジャドルコンボに使用する鳥系コアメダルは全てアンクの身体の一部であり、アンクに鳥系メダルをねだるのは言わば人間に腕を切って貸してくれと言っているようなもので、獣系メダルや重動物系メダルをねだる行為とは意味合いが全く異なる特別な形態である。当然アンクは劇中で鳥系メダルを手放すことを頑なに拒否し続けており、最終回でアンクが自分のメダルを託してタジャドルコンボに変身させる一連の流れは名シーンとして評価されている。そういった経緯を無視して最終回の構図も再現してしまっているため批判の的になっているのである。 上記のやりとりは原作ではラトラーターコンボに必要なメダルに対してのものであり、サゴーゾコンボの変身時でも同じ演出が使われている。尚更タジャドルの演出に使いまわさなくてもよかったのでは…。 その後のオールライダー系映画などではアンクに頼らずともタジャドルに平気で変身しているため、その辺も取り入れて演出を考えて欲しかった。まぁ「原作無視」の謗りは免れないかもしれないが…。 またオーズは他の作品では中々使用されないタマシーコンボの「魂ボンバー」を使えるが、変身音声の関係かこの技に限ってコンボチェンジがカットされている。登場自体が正直珍しいのだからコンボチェンジが一番見たかったというプレイヤーも多いのではないだろうか?一方で同様にレアな形態であるスーパータトバコンボは登場しない。 ウルトラマンエースのギロチンショットの発動エフェクトが何故かウルトラギロチンのものになっている。オーズと比べると批判は少ないがこちらも最終回で披露した大技の為、間違わないでほしかったという声がある。 一部代役キャストの起用 本人キャストが多く参加した一方で新しく代役が起用されたキャラもいるが、今作での評判はあまりよくない。 特に不評を買ったのは『HEROES VS』でオリキャスだった仮面ライダーフォーゼ役の福士蒼汰氏とウルトラマンメビウス役の五十嵐隼士氏が代役に変わってしまったことである。 フォーゼ役に新たに起用された堀曜宏氏は当時駆け出しだった福士氏の雰囲気や、声色の再現率が非常に高く、その点は評価されている。しかし本作の本人採用率の多さを見るとやはりここが代役なのは残念なところ。『バトライド・ウォー』での音声を聞く限り、ほとんどが本作で流用しても問題なさそうなボイスパターンなのだが。 同時期に発売された『サモンライド!』でも代役だったことから、流用できない事情があったと推測はできる。 メビウス役は福山潤氏が担当。こちらは五十嵐氏が既に芸能界を引退していたため「変更は仕方ない」という声が多いが、福山氏の声質や演技が五十嵐氏のものとはかなり印象が異なっており、こちらも賛否両論である(*30)。 『ロストヒーローズ2』をはじめ後のゲーム作品では今作で起用された両名が引き続き代役を担当している。 一方で、ボイスを流用しているために以前から違和感が生じている『仮面ライダーW』のフィリップの声に関しては「代役を使うべき」という声も多かった。 桐山漣氏の新録による翔太郎と、まだ駆け出しだった頃の菅田将暉氏の声を『クライマックスヒーローズ』シリーズから流用しているフィリップとで演技力の差が広がっているだけでなく、二人で同時に叫んでいる必殺技は当時の二人の声を流用しているため、テンションの差がシュール。 翔太郎「うおおおおおお(迫真)」二人「メタルブランディング(ぎこちない)」というテンションの落差は相当シュール。 本作の2年後に発売された『バトライド・ウォー 創生』では『サモンライド!』とも異なる代役キャストが新たに起用された。しかし評価は……。 シナリオ面 原作再現を重視した事による弊害 最も煽りを食ったのはガンダムシリーズ全般。元々特撮の他2シリーズとは全体的な作風が合わないシリーズではあるが、今回はその上で原作再現が主なため雰囲気が他の作品と噛み合わなくなっており場違い感、浮きっぷりが半端ない。 今回のチョイスに上がった作品は「連合VSザフトでありながら、中盤以降の主人公と準主役は中立の立場から双方の過激派と戦った」『SEED』、「主人公が連邦にもジオンにも属さない」『UC』などいずれも他作品の「勧善懲悪」寄りのシナリオと外れておりヒーロー側の立ち位置が不安定な作品が多い。しかしそう考えると何故勧善懲悪寄りの『機動武闘伝Gガンダム』や、SDガンダムのTVアニメ作品をチョイスしなかったのか疑問。 特に『UC』のステージでは(勢力は別々であるものの)なんとネオ・ジオンと連邦軍の双方がヒーローたちを挟撃してくる。これではまるで連邦と袖付きがグルになっているかのよう。「敵同士が勝手に同士討ちする」というシチュエーションはSFCの『第3次スーパーロボット大戦』でも普通に行われていたのだが…。したがって本作では、コンパチシリーズの基本である「連邦軍機=味方」(*31)という概念が成り立たない。おかげでF91がジェガンを墜としまくるなどといったある意味では面白い光景が見られる(*32)。 Gジェネのシステムを採用した事による弊害 『Gジェネ』シリーズの「ジェネレーションブレイク」のシステムを採用しており、ステージで一定条件を満たすと更なるエネミーの増援が現れシナリオが進んでいく。しかし増援は基本的に原作での話が進んだ後に登場するエネミーのため、1ステージで原作何話分もの戦闘が進んでいく。各作品の最終ステージになると作中でのボスキャラが全部1ステージに収められていたり、原作本編のラスボスを撃破した直後に外伝のボスやオリジナル敵が襲来して余韻をぶち壊しにされたりといった状況に陥る。 これにより原作再現シナリオは各作品毎に3ステージしかない。そのうえ後半の内容が多くシステムの都合上かなり端折っているため原作ファンとしてはあまり心躍らない。EXステージに至っては1作品1話だけで、複数の作品の話が1ステージに収められている。後者の場合、戦っていく内に他作品のマップとストーリーにどんどん移行していってしまう。 これに追加して近年のGジェネ同様に「シークレットショック」というシステムがあり、一定条件を満たすと隠し中ボスが唐突に現れるが、出てくるのは基本的にストーリーとは無関係(*33)な通りすがりの敵であり、倒しても死なない(撤退するだけ)こともある。 前述の通り、ストーリーとは一切関与しないオマケの敵なので出現理由がほとんど謎。一応、オリジナル敵が既に死亡した敵の蘇生を行って呼び出しているという下地はあるが。 現れる面子も問題であり、アルケーガンダムやらウルトラ怪獣やらといった戦闘バカはともかく、準主役級のMSであるジャスティスガンダムまで勝手に戦闘に乱入(*34)して勝手に退場していき、その後何事も無かったかのように任意枠で加入する。挙句、そんな薄い形で敵対・参入するおかげでジャスティスがエネミーとして出るステージで自軍のジャスティスも出撃できてしまうため、同一キャラのはずのジャスティスVSジャスティスが実現可能という誰得な事態が発生する。 シナリオ後半のステージでは、敵の数が多くなるからか特定の条件を満たすとステージがクリアになるが、シナリオもそのまま進行するため、真っ先にステージクリア条件を達成すると訳の分からない終わり方になる。 クロスオーバーの面白みのなさ 上記の通り原作再現を重視したこととGジェネのシステムを踏襲しているため、スパロボシリーズや『ロストヒーローズ』で好評を博している「原作設定や世界観を複合した物語のクロスオーバー」という要素はかなり薄い。基本的に各作品の世界を回って原作に沿って戦うのみであり、他版権作品のキャラが原作のストーリーに影響を及ぼす事は殆どない。 世界観の異なるM78星雲のウルトラ戦士と『ティガ』、同じ宇宙世紀でも年代の離れた『逆シャア』『UC』『F91』などといった作品ごとの絡みや普段関わる事のない3シリーズが入り乱れたクロスオーバーを期待したファンには肩透かしの結果になってしまった。 一方、他作品が絡まない為に原作再現が充分になされていないという本末転倒になっている作品もある(詳しくは後述)。 一応ヒーロー側は加入していく過程が描かれているものの、エネミーは各ルートに点在しているだけでほとんどクロスオーバーをせず原作の台詞を喋るだけのものが多い。 インターミッションの会話ではイマジン勢やフォーゼといった喋らせやすい面々ばかりが登場し、キャラの出番に格差が大きい。イマジンの中でもTV本編で出番が少なかったせいか、ジークは存在がまるでいないようになっている(ウイングフォームは出てくるのに)。 また、本作は任意加入キャラである2号ライダーやウルトラ兄弟などは全く会話に参加しない(*35)。しかしその中でも仮面ライダービースト、『MOVIE大戦』シリーズのみに出てきた仮面ライダーなでしこ、『00』主役機のダブルオーライザーを除いたケルディム・アリオス・セラヴィーの3機はシナリオ強制加入であり、会話にもよく顔を出す。参戦作品の中では最新の2号ライダーであるビーストはまだしも、なでしこ(*36)と『00』の3機は優遇されているという声が上がるのも仕方ない。 原作に関係ないキャラ同士のクロスオーバー会話がほとんど無い。酷い時には原作で関わりがあったキャラでも特殊会話がない事も。 今一つなオリジナルキャラ 本作ではコンパチシリーズ久々のオリジナルキャラクター「アルフロディ・セオ」が参戦しており、彼が乗り込む母艦で各世界を回るという形でクロスオーバー要素を一手に引き受けているが、残念ながら評判が良いとは言い難い。 セオは「ウルトラマンっぽい顔」と「ロボットじみた体」と「ライダー的な変身能力」を併せ持つというかつてのコンパチシリーズの顔・ロアを思わせる複合的なキャラだが、原作再現を主とした今作には似つかわしいとは言えず魅力も乏しい。戦闘時は母艦に乗ったまま機銃や砲撃で戦うためかなり地味。ロアのようにヒーローと並び立って戦っている印象も薄い。 火力はそんなに高くないため微妙だが、戦艦としての格納機能のほか、広範囲のテンションを上げたり任意のキャラを遠距離から着艦させたりと戦力としては重宝する。 ステージ開始時(例外あり)には母艦が戦闘モードになるが、実際はセオが変身するだけで母艦自体は一切見た目が変わらないため物凄く地味。またこの時にセオの専用BGMが優先されるため、それまでのシナリオの盛り上がりすらぶち壊す始末。しかも最初の3ルートの1ステージ目は全て専用ムービーが入り、1回目は飛ばせないため3回同じムービーを見る羽目になる。 また各作品の世界は基本的に全て異世界となっているが、セオのみほぼ全ての世界を知っているという設定(*37)のため「ここはどこの世界なんだ?」「ここは○○の世界 or(何かを発見)あれは!そうかここは○○なのか!」という会話がテンプレ的に頻繁に入る。ディケイドじゃないんだから…。 本作の物語の主軸はセオとオリジナル敵「ムサボルデス」の抗争にヒーロー達が巻き込まれるという形であり、最終目的がムサボルデスの追跡となっている。よって前半はともかくとして後半でムサボルデスが多く露出するようになると、版権キャラ・シナリオがもっぱらオマケ扱いと化す。 そんな形をとりながら、最後の最後で伏線を張っておいて一切回収せずに放置という暴挙。挙句、滅ぼされた自身の世界の復興は出来そうだが、滅ぼした仇敵の殲滅はせず(*38)という何とも尻すぼみな終わり方となっている。 シナリオ展開やセオ変身時のBGM優先、ステージのタイトルコール担当などから総じて、近年のスパロボシリーズや『GジェネOVER WORLD』の如くオリジナル要素を持ち上げようとしてしくじった感が否めない。 原作崩壊のシナリオの数々 肝心の各ルートのシナリオも原作ファンが満足できるものとは言い難い。近年では本家Gジェネもシナリオの不満点は徐々に溜まってきていたが本作もその点は逃れられなかった。 + 以下作品別、突っ込みどころ満載なその中身 『ウルトラマンティガ』『仮面ライダーBLACK RX』『仮面ライダー電王』『機動戦士ガンダムF91』『機動戦士ガンダムSEED』 この5作品はヒーローがプロローグステージで全員加入するためいるだけ参戦の趣が強い。プロローグステージが超古代遺跡ルルイエで『ティガ』の劇場版『THE FINAL ODYSSEY』が再現されているのと、後のステージで電王に強制出撃があること、EXステージで『F91』を元にした話があるくらいで、『RX』と『SEED』についてはシナリオ面でのフォローはほぼなし。 このためプロローグステージで戦うカミーラや仮面ライダーガオウ、プロヴィデンスガンダムなどの強敵はここしかまともな出番がなく、当人も状況を理解してないまま即退場する。一部キャラはシークレットショックで再登場するが前述の通りシナリオには一切関係ない。一応、シャドームーンだけはドガ・ドロン追撃戦でまともに再登場して絡むのだが。 『ウルトラマンメビウス』 メビウス初登場時のセオとのやり取りがファン失笑もの。原作でも度々唱和された「ウルトラ5つの誓い」(*39)で敵ではないことを示すのだが、この言葉は原作ではアイハラ・リュウ隊員をはじめとした仲間達の絆を示すシーンで使われていた。確かにメビウスとリュウの出会いの切っ掛けもこの言葉ではあったが、見ず知らずの者が知っていたからと言って無条件に信用するのはやはりおかしい。しかもこれを使ったのは「これに反応するなら彼は間違いなくメビウスだろう」というセオの判断によるもの(*40)。そんな、偽物の見分け方じゃないんだから…。 この時点でメビウスを知っているはずのウルトラマンゼロが加入しているがゼロは全く反応を示さない。それどころか全員参戦しているのにウルトラ6兄弟が全くシナリオに絡んでこない。特にメビウスの師匠であり『ギンガ』でサポート役に回っていたウルトラマンタロウは『ギンガ』ルートの最終ステージで原作通り宇宙に去ってしまい、自軍で使えるようにしても任意加入のためその後のストーリーには一切絡まない。 『メビウス』と『ゼロ』は大きく見て世界観が同一であり、世界観が異なる『ギンガ』とも共通して登場するキャラが多いが、原作の放送・上映順と本作のシナリオ進行順がまるっきり逆のためこんな状況に陥っている。ゼロ単体で見ても時系列では後になる『VSダークロプスゼロ』のステージを経て『銀河伝説』のステージに行くという始末。 最終決戦では、原作通りスペシウム・リタブライザーを使用しないとエンペラ星人に攻撃が通用しない。しかし、原作でリタブライザーを作った防衛組織「CREW GUYS」が本作に登場していないため(*41)、ウルトラの父が唐突に持ち込んだことになってしまっている。 そもそも原作で「 人類とウルトラマンの絆の証 」として登場したアイテムを、人間が登場しない本作に出すのはどうなのだろうか。同じく絆の証たるフェニックスブレイブとゾフィー(*42)は登場しないため非常に浮いてしまっている。 というかライダーとガンダムも「スペシウムエネルギーを増幅する」スペシウム・リタブライザーを介して攻撃しても設定上意味はないと思うのだが。 なおメビウスは素の攻撃力がやたら低いのに攻撃力アップスキルも弱い(*43)、その上最強技の「メビュームダイナマイト」は、タロウの「ウルトラダイナマイト」より消耗する割に弱いという公式設定もあってタロウの下位互換(*44)、フェニックスブレイブ&メビウスインフィニティーなし、『銀河伝説』に登場したウルトラ戦士で唯一そのステージで強制出撃なしなど性能、出番共に全主役キャラでもかなり不遇である。 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』 ドガ・ドロン追撃戦での再現ステージだが、ミッションブレイクでゴモラが敵怪獣の一体として出てくる。確かにゴモラは『ウルトラマン』に登場し、一度はウルトラマンを打ち破った強敵怪獣ではある(実際、本作では出典が『ウルトラマン』扱いであり平成ウルトラマンのゴモラとは別個体名義)が『銀河伝説』ステージの登場となると必然的に『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の主役怪獣であるレイのゴモラを想起させる。 レイは本作で再現されている『銀河伝説』及び『VSダークロプスゼロ』ではゼロに並ぶ主役扱いであり、ゴモラもゼロたちウルトラ戦士と共に戦ったメインキャラの一人である。それなのに本作ではただのエネミー扱い。『大怪獣バトル』が参戦しておらず『ウルトラマン』のゴモラとして登場させるにしても、何故原作では味方だった『銀河伝説』ステージに登場させてしまったのか。 『ウルトラマンギンガ』 ウルトラシリーズの看板扱いだけあってOV含めたシナリオ上の再現は特に問題ないが、ギンガは他のウルトラ戦士と違い変身者の礼堂ヒカルの人格のみが採用されているため、自分の素性を自分で知らないという妙なことになってしまっている。 原作のギンガはウルトラマンタロウも知らない謎のウルトラマンであり、ギンガ本人が自分の意志を見せることもほとんどなかったためヒカルは素性を知らずに変身していた(*45)。「人間が変身している」という根本的な設定が使えないコンパチヒーローシリーズで原作再現をしようとしたこと自体に無理があったというべきだろう。 『仮面ライダーオーズ/OOO』 各種コンボの再現面ではひときわ力が入っているが、シナリオ面では『フォーゼ』ルートで『MOVIE大戦MEGA MAX』を題材にした1ステージに『MEGA MAX』オーズ編ボスの仮面ライダーポセイドン、ミッションブレイクでTV版ボスのグリード5体とボスブレイクで劇場版『将軍と21のコアメダル』ボスのガラが全員詰め込まれており、実質オリジナルストーリー(*46)。固有ルートでもEXステージ扱いでもないので微妙な立ち位置になってしまっている(*47)。 『仮面ライダーウィザード』 原作ヒロインのコヨミの存在そのものが抹消されたため、原作黒幕の行動原理そのものが変わってしまい、大きな原作崩壊になっている。原作では黒幕の行動は全てコヨミの存在に起因していたため、終盤はウィザードと黒幕、そしてコヨミの持つアイテムを狙うグレムリンによるコヨミ争奪戦となった。コヨミは生身のキャラなので登場できないのは仕方がないとしても、原作の動機をまるごと差っ引いてしまったので行動の背景が完全に謎になっている。 ウィザードがフェニックスを太陽に蹴飛ばす専用ムービーがあるが、ムービー中に「フィナーレだ」という原作を無視した台詞が入る。そのくせムービー終了後に原作同様の「お前にフィナーレはない!」が入るため台詞として成り立っていない。 原作ではフェニックスは何度死んでもパワーアップして蘇る不死身の能力を持つためあえてトドメを刺さない方法を取り、永遠に太陽で焼かれ続ける事になったため「お前にフィナーレはない!」と発言している。ウィザードのボイスを『バトライド・ウォー』から流用しているが故なのだろうが、それだったらそもそも無言もしくは適当な掛け声をつけて蹴り飛ばせばいいだけである。オーズのタジャドル同様「原作をわかっていない」と批判される要因となっている。 TV版に登場する3体の仮面ライダーメイジは、今作では完全に原作黒幕に操られた敵キャラ扱いで、終始無言。倒した後も味方にならない。 さらに本編最終回の特別編に登場した敵・アマダムもウィザードルートのラスボスとして登場しているが、特に何の説明も無く魔法石から出てきている。原作ではアマダムが外の世界に出ると魔法石の世界の怪人達も溢れ出てしまうため、ウィザード達平成ライダーは魔法石内の世界で戦ったのだが…。原作設定に照らし合わせると、魔法石内の住人たちは犠牲になってしまったとしか思えない。特別編で目立っていたディケイドや鎧武も本作ではいないので原作再現という観点から見ても物足りない。 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 オリジナル敵であるドガ・ドロンを追っている最中でシナリオが挟まるため、νガンダム含めて地球に降下中のアクシズを放置してドガ・ドロンを追うという参戦ゲーム史上最悪のバッドエンド確実な展開。ちなみにこのステージのクリア条件はドガ・ドロンを倒す事であり、サザビー撃破前にそれを達成するとサザビーすら放置される。挙句、ステージクリアでνガンダムの参入メッセージが表示されるだけなのでなぜ同行するのかすら不明。 しかも、サザビーはサザビーで、「燃料が足らずアクシズの点火もままならないから、ついさっき拾ったなんだかよくわからない力(ドガ・ドロン)を使って点火してみた」という頭の悪い行動をやらかしている。お前は『SDガンダムフルカラー劇場』のサザビーか? 『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』 前編(*48)の機体しかシナリオに登場せず、『MEMORY OF EDEN』で追加された機体(ガンダムレギルス(MOE版)など)は登場しない為、MEMORY OF EDEN名義で参戦させた意味がない(*49)。本来同一機体であるはずのガンダムAGE-2がダブルバレットとダークハウンドが別々に加入する(*50)。別ユニット化させたのは原作パイロットの名義が別な(担当声優も違う)ためなのだろうか?それならスポット参戦のガンダムAGE-1フラットを加入させればよかったのでは。またダブルバレットの技に「ハイパードッズライフル」があるが、これはガンダムAGE-2 ノーマルの持つライフルの名称で戦闘ムービーではツインドッズキャノンの銃身を取り外してライフルとして使用する為、正確にはドッズライフルであり誤りである。 『機動戦士ガンダムUC』 シナリオがep6までとなっているため、シナリオ上で思わせぶりに登場する「ラプラスの箱」の正体が分からないまま「とりあえずラプラスの箱は気にしないことにしよう」と纏められて終わり、その後も特に音沙汰がない。これに付随してユニコーンガンダム本人がギンガ同様自分の素性を自分で知らない。時系列上では後にあたる『F91』とのクロスオーバーもない。 エネミーとしてバンシィとその改修機であるバンシィ・ノルンの両方が登場するが、AGE-2同様どちらも別個体でありそれについての説明は全くない。こちらは原作パイロットが違うためと思われるがややこしい。またバンシィ・ノルンは特に伏線なく出現する上に台詞が原作をなぞっているだけなので、いきなり現れた見ず知らずの敵がユニコーンに怨みつらみを垂れて攻撃してくるという意味不明の状況になっている。せめて原作パイロットのリディ・マーセナスがその前に乗っていたデルタプラスのほうを登場させるべきだったのでは…。 厳密に言うと、原典でのバンシィはネオ・ジオンのMAであるクシャトリヤのパイロットが無理矢理乗せられているため「パイロット=ユニットの人格」とするとクシャトリヤとバンシィは同一個体のはずだがそれについても説明はない。バンシィのほうは終始無言のため、後の『GENESIS』で搭乗者が「バンシィ・パイロット」にされていたように意図的にぼかされている可能性もある。 システム面 システム的に一つ一つがGジェネの劣化 自由自在に機体を生産して開発し、パイロットを乗せて…という編成面でカスタムする楽しみがあるGジェネに比べると、エネミーはスカウトできないなど自由度に関しては特に劣化気味と言わざるを得ない。ただライダーやウルトラ戦士が量産出来るというのも無理があるが…。 戦闘演出自体はそれまでのGジェネシリーズのようにあっさり目のものというよりも、スパロボシリーズのようにじっくり魅せる演出なので、アニメーションに関してはGジェネにない良さもあるのだが。 フリーダムガンダムの「フルバースト」 本作では一度に複数の相手を同時に攻撃できる「マルチアタック」の効果を持つ技を大半のユニットが持っており、攻撃対象もほぼ全ての味方は最大3体でとなっているが、フルバーストのみ何故か最大6体と一人だけ突出しており、更に攻撃範囲が異様に広い。本作ではGジェネと同じく、エネミー撃破後にもう一度行動可能になるチャンスステップが実装されている上、レベルを上げることでダメージアップのスキルが使えるようになるため、フリーダムガンダムだけ敵陣の殲滅に大きく長けている。 フルバーストの威力は最強技としては低めとはいえ、最強技がマルチアタック(*51)という時点で他のユニットよりもアドバンテージがあり、マルチアタックを使うとチャンスステップの回数が1回で固定になるデメリットこそあるものの、この攻撃範囲の前では誤差のようなものである。 スポット参戦キャラクター シナリオに一切関与しない2号ライダーやウルトラ兄弟の面々は任意加入なのにもかかわらず、仮面ライダーアクアなど何故かスポット参戦のみ(特定のステージでしか使えない)のユニットがいる。 劇場版限定ライダーであったアクアはまだしも、『MOE』出典とはいえ『AGE』本編の第1部「フリット編」の主役機が改修されたガンダムAGE-1フラットと、『ギンガ』の準レギュラーであるジャンナインがスポット参戦なのは非常に疑問が残る。このためジャンナインは和解したのにダークルギエルとの最終決戦には来てくれないと意味不明な事になっている(*52)。 また、ジャンナインは公式サイトの画像ではガンパッドを構えているが本作では使わないため、必殺技のジャンスターダストが使用できない。 戦闘BGMの一部チョイス ヒーローに初期設定されている戦闘BGMは、Gジェネシリーズから流用されているものも含めて概ね好評。ただし、ウルトラマンゼロに『ウルトラ銀河伝説』の続編『超決戦!ベリアル銀河帝国』の主題歌である「すすめ!ウルトラマンゼロ」が、『SEED』勢に続編『DESTINY』の曲である「キラ、その心のままに」が、『00』勢に『劇場版00』の曲である「FINAL MISSION~QUANTUM BURST」が、ガンダムAGE-2にフリット編の曲である「ガンダムAGE~100年の物語」が使われているなど、本作に参戦していない作品のBGMがあることには疑問が残る(*53)。本作にはカスタムサウンド機能があるので、気になる人は差し替えればいいだけのことかもしれないが。 また、NPCの戦闘BGMについては初代Gジェネや後の『GENESIS』『CROSS RAYS』の一部BGMのように「どこか似ている別の曲」になっている。こちらは差し替えることはできない。 ごく一部の音量バランスの悪さ 基本的にはバランスは良好だが、例外的にマップでモビルスーツが移動する時のブースターの音量だけ妙に大きい。こちらに合わせるとベルト音声など他のSEが聞こえにくくなる。 もっとも基本的に不満として挙がるのはこれくらいなので、わざわざこのために調整する必要性は薄い。 総評 これまで本人出演率で群を抜いていた『バトライド・ウォー』シリーズにも出演していなかったキャストが参加するなど、特撮ファンにとってはファンアイテムとしての価値が高い。 しかし、ゲーム単体として練り込み不足な面は否めず、Gジェネシリーズのような楽しみが見出せない点が目立つためガンダムファンからの評判はあまりよろしくはない。 とはいえオリジナルキャストの採用率の高さや戦闘アニメーションの質などは高く評価されており、コンパチシリーズをよく知らない層からも「特撮作品を交えたスパロボ風シミュレーションゲーム」として興味も引いた点は大きく、改善点を加えた次作を望む声は多い。
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項目ごとに五十音順 良作一覧(PlayStation) 良作(ソニー据置機) - PS / PS2 / その他ソニー据置機 ゲーム一覧の判定欄には、基本情報表のメイン判定のみ記載。 判定欄の「*」印は、発売当時から判定が変化した事を意味し、最新版のメイン判定を表示する。 議論スレは左メニューの「意見箱(良)」が該当する。 PlayStation(1994年12月3日) タイトル ジャンル 判定 概要 あ行 アークザラッドII SRPG 良 前作の不満をほぼ解消しきった良作RPG。黒幕への引導はあなたの手で。 アークザラッド・モンスターゲームwithカジノゲーム etc 良 抽選の賞品だった『アークII』やりこみディスクがカジノを加えて商品化。「アーク、たまには脇役になりなさい」。 アーマード・コア TPS 良 「今この瞬間から君はレイヴンだ」―― カスタマイズ性を取り入れた名作3Dロボットアクションシリーズの第1作。 アーマード・コア プロジェクトファンタズマ TPS 良 「いいか、俺は面倒が嫌いなんだ」―― わずか半年で現れた『アーマード・コア』第2作。 アーマード・コア マスターオブアリーナ TPS 良 「誰であろうと、私を超えることは不可能だ」――『PS三部作』最終章。闘技場 アリーナ を征するのは誰だ。 R-TYPES STG 良 『I』・『II』をセットで完全移植。後の「Rの系譜」の走りとなる設定資料集も収録したお得なソフト。 R-TYPE Δ STG 良 新生アイレムによる新生『R』。家庭用オリジナルSTGでも屈指の名作。 RPGツクール3 etc 良 前作と並び、「家庭用ゲーム機では最高」との評価も高いRPGツクール。 R4 リッジレーサータイプ4 RCG 良 「演出系レースゲーム」の極致として称えられる異色の「リッジ」。 I.Q Intelligent Qube PZL 良 思考を極限まで回転させ、立方体(キューブ)の支配する世界へと挑め。 アインハンダー STG 良 スクウェアが送る演出系STG。全テヲ破壊シ、熱圏ノ彼方ヘ飛ベ。 アクアノートの休日 SLG 良 水槽をぼーっと眺めてるような穏やかさを。 アクアノートの休日2 SLG 良 美麗なグラフィックで描かれる海中をのんびり探索。きっと癒されます。 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 ACT 良 悪魔城シリーズのターニングポイント。耽美的な雰囲気の映える「探索型」ドラキュラ。 アストロノーカ SLG 良 「ノーカ=農家」。宇宙一の野菜を作るのだ! アランドラ ARPG 良 高難度ながらかなりのやりごたえを誇るゼルダタイプのARPG。良質なBGMやハードなストーリーも好評。 アランドラ2 魔進化の謎 ARPG 良 作風は大きく転換しており、前作とはまた違った魅力を持つ作品。 ヴァルキリープロファイル ARPG 良 北欧神話を題材にした「人と神とのRPG」。 ヴィジランテ8 ACT 良 70年代のアメリカを舞台に戦いが繰り広げられるカーコンバットアクションゲーム。 右左(U-SA) PZL 良 万華鏡+ボールパズル。一回遊べばきっと嵌るが知名度が…。 エースコンバット STG 良 軍用機のフライトシューティングといえばこれで決まり。 エースコンバット2 STG 良 進化して帰ってきた軍用機フライトシューティング。 エースコンバット3 エレクトロスフィア STG 良 90年代末期のナムコの底力が結集されたタイトル。エスコンシリーズで一つ浮いた雰囲気の異端の作品。 Echo Night ADV 良 亡霊を倒すのではなく成仏させていく物静かなホラーADV。 Echo Night #2 眠りの支配者 ADV 良 シリーズ2作目。ストーリーは1作目と独立しており、本作単体でのプレイも問題ない。 SDガンダム Gジェネレーション SRPG 良 今なお続くGジェネシリーズ第1作。 SDガンダム Gジェネレーション ZERO SRPG 良 現在のGジェネのシステムのほとんどを完成させた良作。 SDガンダム Gジェネレーション F SRPG 良 未だにシリーズトップクラスのボリュームを誇る、ガンダム図鑑とも呼べる名作。 エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~ RPG 良 前作から正統派の進化を遂げた人気作。 OverBlood2 AADV 良 前作から一転、近未来SFアクションへ。即死は相変わらずだが、世界観やアクションに光るものがある。 オメガブースト TPS 良 PSでは最高レベルのCGのロボットSTG。その軽快なかっこよさは、誰しもを魅了する。 俺の屍を越えてゆけ RPG 良 生きる。死ぬ。託す。短命という宿命を負った一族が過酷な運命に挑む「世代交代RPG」。 俺の料理 ACT 良 おそらく世界初の本格料理アクション。デュアルショックを生かした直感的な操作で料理を再現。 か行 影牢 ~刻命館 真章~ ACT 良 ダークな世界観と端々に妙に笑いを誘う設定が特徴のトラップアクション。 風のクロノア door to phantomile ACT 良 世界観を大事にするアクションゲーム。さあ、あなたも夢の世界を冒険しよう! 学校であった怖い話S ADV 良 粗は目につくが劣化移植に非ず。むしろみんなが手放さないのでプレミア化しちゃった「完全版」だ。 かまいたちの夜 特別編 ADV 良 CD-ROMで復活した「真冬のペンションの惨劇」。 ガメラ2000 STG 良 あのガメラがシューティングゲームに、ZUNTATAのサントラが素晴らしい。 仮面ライダーV3 FTG 良 原作愛の塊のような格ゲー。これぞ昭和仮面ライダークオリティ(もちろん良い意味で)。 カルネージハート(EZ-Zapping) SLG 良 パソコンSLGの老舗がプレステに放つ、プログラム設計が命のウォーシミュレーション。 ガンダム・ザ・バトルマスター FTG 良 あいつのコクピットに正拳突き! GUITARFREAKS APPEND 2ndMIX 音楽 良 アーケードの移植。オリジナル楽曲が盛り沢山。起動させるには前作が必要なのでご注意を。 ガンバレット STG 良 あのバラエティーガンシューティングが本格RPGを同時収録して家庭用に。 機動警察パトレイバー ゲームエディション ACT 良 オリジナルシナリオながら原作の雰囲気を残した名作。コンボが決まると爽快感抜群。 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 SLG 良 立てよ国民よ!サターン版の良質な部分そのままに全面的な調整を行ったバンダイの本気。 ギャロップレーサー RCG 良 競馬史を彩った有名競争馬が勢揃い。君は乗りこなせるか? AC版稼動開始とほぼ同時期に発売。 キュイーン STG 良 童話の世界を掃除機で大冒険。見た目は子供向け、だけど中身はガチのシューティング。 KING S FIELD ARPG 良 PS黎明期の高難度アクションRPG。『デモンズソウル』の原点。 KING S FIELD II ARPG 良 ボリュームやグラフィックが更に向上。「三部作最高傑作」とも謳われる。 KING S FIELD III ARPG 良 ヴァーダイト三部作の最終章。ストーリーはかなり衝撃的。 久遠の絆 ADV 良 千年の時を越えた悲恋の物語。ソニーチェックの限界に挑戦した表現も見どころ。 ぐっすんぱらだいす ACT/PZL 良 落ち物パズルアクションだったシリーズの中で、唯一別ジャンルだったゆるキャラゲー。 クラッシュ・バンディクー ACT 良 宇宙初の奥スクロール! PSでのスーパーマリオブラザーズ系アクションゲーム。 クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲! ACT 良 遊びやすさが飛躍的に向上。今度は宇宙まで行ってしまうぞ!クラッシュ万事休す! クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周 ACT 良 今度のクラッシュは、スケールもボリュームも「ブッとび」の名を冠するに相応しい。 クラッシュ・バンディクー カーニバル etc 良 良くも悪くも2人プレイで真価を発揮する、ちょっと異色のパーティーゲーム。 クラッシュ・バンディクー レーシング RCG 良 あの「Naughty Dog」が送るPS屈指の良レースゲーム。 グラディウス外伝 STG 良 シリーズのナンバリングタイトルにも劣らない出来の意欲作。 グランツーリスモ RCG/SLG 良 レースゲーム界に新風を吹き込み、「リアル系レースゲーム」というジャンルを確立した世界的大ヒット作。 グランツーリスモ2 RCG/SLG 良 名作カーライフシミュレーターの続編。車種・コースが大幅に増加。 Grand Theft Auto ACT 良 全ての始まり。見下ろし型2Dクライムアクション。 Grand Theft Auto 2 ACT 良 エンジン一新でパワーアップ。もちろん過激さもパワーアップ。特に「ホットドッグ殺人!」の残虐さは語り草に。 グローランサー RPG 良 ノンストップドラマチックRPGの開幕。このゲームはアタリです。 クロス探偵物語1 ~前編~/~後編~ ADV 良 「推理アドベンチャーゲームの大革命!」を謳う、推理アドベンチャーの傑作。 クロックタワー2 ADV 良 生存確率は1/10000! あなたは生き残れるか…? クロノ・トリガー RPG 良 SFC版にやり込み要素を追加した移植版。ただ、サウンドの劣化やロード時間による引っ掛かり、イベントの二重再生などの難あり。 激走トマランナー RCG 良 操るのはカートでも実車でもない、人間だ! 他のレースゲームとは一線を画すアクション性の高さがウリ。 ゲックス ACT 良 壁上り、天井這いずりアクションゲーム!洋ゲーらしいやり応え十分な作品。 Gex Enter the Gecko ACT 良 2Dから3Dへガラリと変わった、ヤモリが主人公のアクションゲーム2作目。 幻想水滸伝 RPG 良 108人の仲間を集め、強大な帝国を打ち倒せ! 幻想水滸伝II RPG 良 そのシナリオは「戦記RPGの最高傑作」と評されるほど。 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL TPS 良 原作の雰囲気を大事にした、3DアクションSTG。少佐「新人、任せるわよ!」 高機動幻想 ガンパレード・マーチ SLG 良 第32回日本SF大会星雲賞メディア部門受賞。 宣伝費0から口コミで売り上げを伸ばし、遂にはゲーム史上初の星雲賞を受賞した箱庭ゲー。 ゴエモン 新世代襲名! ACT 良 設定の刷新に失敗したが、ゲーム性自体は良好。 こみゅにてぃぽむ RPG 良 不思議な生き物「ぽむ」を集めてこみゅにてぃを作ろう! ゆるくて可愛らしい一風変わったアクションRPG。 コンバットチョロQ ACT 良 子供のみならず大人や軍事マニアでも楽しめる傑作ACT。 さ行 ザ・ゲームメーカー 売れ売れ100万本げっとだぜ! SLG 良 単調になるはずだったゲーム製作の作業をアクション化したことで成功した一作。 サーカディア ADV 良 魅力的な仲間達とコミュニケーションを取るSF学園ジュブナイル。親しくない仲間は敵に。 XI[sai] PZL 良 小さな悪魔を操作してサイコロを次々と消していこう。最大5人プレイが可能なパズルゲーム。 XI JUMBO PZL 良 持ち上げやジャンプが追加され初心者から上級者までおすすめできる作品に。 サイドワインダー2 STG 良 前作とは比べ物にならないほどボリュームアップ。 SILENT HILL ADV 良 バイオハザードシリーズとはまた違う「恐怖」でファンを獲得したホラーADV。 サイレントボマー ACT 良 設置して、ロックして、爆破する。敵と一緒にストレスも吹き飛ぶ、ハードで骨太な3D爆破アクション。 サガ フロンティア RPG 良 ごった煮な世界を背景に繰り広げられる7人の多彩なストーリー。新システム『連携』が大好評。 サガ フロンティア2 RPG 良 100年近い年月の表と裏の歴史を舞台に繰り広げられる、サガシリーズ最高のストーリー。 The Tower BONUS edition SLG 良 自分だけのビルを作れる名作経営シミュレーション、3DCGで作ったビルの中を歩くことが可能。 ZANAC×ZANAC STG 良 ディスクシステム伝説のSTGの完全移植と、そのリメイクの同梱ソフト。 サモンナイト2 SRPG 良 荒削りだった前作からシステム・シナリオ共に順当に進化。 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち SLG 良 フルボイス化、原作の2つの展開を両方収録とキャラゲーとして非常に良質。リアルタイムSLGとしても水準以上の出来。 サルゲッチュ ACT 良 世界初のデュアルショック「専用」ゲーム。様々な時代を駆け巡り、サルを「ゲッチュ」せよ! 三國志V SLG 良 「名声」という概念を導入。未だに「シリーズ最高傑作」の声が多い名作。 サンダーフォースV PERFECT SYSTEM STG 良 「パーフェクト」の名に恥じぬ出来となった、文字通りの完全版。 実況パワフルプロ野球 98開幕版/決定版 SPG 良 思い通りにチームを育てて甲子園を目指す! サクセスを超えた高校野球シミュレーションの名作。 実況パワフルプロ野球 99開幕版/決定版 SPG 良 もっとも売れたパワプロ。試合進行サクセス「冥球島」は今なお評価が高い。 実況パワフルプロ野球2000 開幕版/決定版 SPG 良 最新ハードの波に押されながらも安定した出来栄え。PS最後の『サクセス』モード。 じぱんぐ島 ~運命はサイコロが決める!?~ TBL 良 運命はサイコロだけでは決まらない。ゲームの面白さも予算だけでは決まらない。 JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻 ACT/STG 良 「元祖とびゲー」。自在なジャンプとコミカルな世界観が特徴の、一人称ACT&STG。 Jumping Flash!2 アロハ男爵大弱りの巻 ACT/STG 良 前作の楽しさを受け継ぎつつ、ボリュームアップ。 シルエットミラージュ ~リプログラムドホープ~ ACT 良 2種類の属性を使い分けるトレジャー製ACT。コミカルなデザインとは裏腹に重いストーリーや切ないエンディングは印象に残りやすい。 Zill O ll RPG 良 主人公に与えられたのは無限の可能性。プレイするたびに出会う運命が変わる、高い自由度と濃厚なシナリオを両立させたRPG。 シルバー事件 ADV 良 尖ったセンスが光るアドベンチャーゲームの異端。 SIMPLE1500シリーズ Vol.71 THE 恋愛シミュレーション2 ふれあい ADV 良 1500円とは思えないほどのボリュームのあるシナリオ。周回要素も備えてやり応え十分なゲーム。 真・女神転生 RPG 良 インターフェイスを微改善、音源を差し替えバグを消去したPS版。 スーパーロボット大戦α外伝 SRPG 良 当時異色の参戦作品群。「遙かなる時の彼方」のスパロボ大戦。 スーパーロボット大戦α SRPG 良 シリーズの転換点となった新世代のスパロボ。 スターオーシャン セカンドストーリー ARPG 良 前作からの正当進化。これ一本でトライエースの実力の凄さが分かる。 ストリートファイターEX Plus α FTG 良 名作格闘ゲームが魅力と雰囲気を損なうことなく3D化。 ストリートファイターZERO2 FTG 良 追加要素は少なめだが、移植度は良好。 スパイロ×スパークス トンでもツアーズ ACT 良 ちっちゃなドラゴンの冒険ファンタジーアクション第2弾。今度のテーマは異世界ツアー! スパイロ・ザ・ドラゴン ACT 良 インソムニアックゲームズの名を知らしめた、ちっちゃなドラゴンの冒険ファンタジーアクション。 スピンテイル ACT 良 洋ゲーにまさかのせんだみつお起用。ローカライズには難ありだが、中身はしっかり硬派なアクションゲーム。 聖剣伝説 LEGEND OF MANA ARPG 良 3D化の風潮の中、敢えて2Dで「聖剣らしさ」と「発展」を表現。 ゼノギアス RPG 良 詳細すぎる設定群を基に織り成すシナリオが魅力の、スクウェアRPG最高峰と評されるSFストーリー。 ZOIDS 帝国VS共和国 メカ生体の遺伝子 SRPG 良 ゾイドゲームの中では一二を争う程の出来栄え。旧バトストファンにも嬉しい仕様。 蒼魔灯 ACT 良 いっそう厚みを増した「トラップゲーム」第三弾。室内に響く老若男女の断末魔。 ソウルエッジ FTG 良 ソウルキャリバーシリーズの原点。アーケードからの移植だが、移植度は良好で追加要素も評価が高い。 続・御神楽少女探偵団 ~完結編~ ADV 良 御神楽少女探偵団の後編。シナリオはより本格的になっているが、前作プレイ前提なので注意。 卒業II ~Neo Generation~ SLG 良 前作と共にギャルゲーを語る上で外せない歴史的作品の移植。PS版では、移植元で問題となったイベントの多くが別のイベントに差し替えられている。 た行 太閤立志伝II SLG 良 PC98からの移植作。プレイヤー有利の変更点や追加要素あり。 タイムクライシス STG 良 名作ガンアクションに新規ストーリーを追加した移植版。 タイムボカンシリーズ ボカンですよ STG 良 システムもステージも一新。さらに遊びやすくなった「ボカン」シューティング。 タイムボカンシリーズ ボカンと一発!ドロンボー STG 良 あの3人組が主役。キャラゲーとしての完成度もさることながら、シューティング入門としてもハイクオリティ。 ダブルキャスト ADV 良 「ギャルゲーと思っているとビックリするな!」「うむ! その通り!!」 Dance Dance Revolution 音楽 良 専用コントローラーを使って家でもダンス。斬新な音ゲーがお茶の間に初登場。 Dance Dance Revolution 2ndReMIX 音楽 良 社会現象を巻き起こしたシリーズ2作目。収録曲が倍増し、充実したモードの数々と併せてボリューム満載。 Dance Dance Revolution 3rdMIX 音楽 良 難関譜面が増えてやりごたえアップ。本作からダイエット用の機能が充実。 探偵 神宮寺三郎 灯火が消えぬ間に ADV 良 PSリリース三作品目。探偵らしさを高める新システムも搭載。 探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに ADV 良 ハードボイルドADV神宮寺シリーズの最高峰にして10周年記念作品。 ちっぽけラルフの大冒険 ACT 良 早すぎたレトロ2Dアクションへの回帰。2Dジャンプアクションの隠れた秀作。 チャルメラ SLG 良 ラーメンのように暖かな昭和の町で日本一のラーメン屋になろう。 チョコボの不思議なダンジョン RPG 良 低難易度路線のローグライクゲームを打ち出したパイオニア。それ故にかつては批判も多かった。 チョコボの不思議なダンジョン2 RPG 良 パッケージイラストの意味は、いずれ分かる事になるだろう……。 チョコボレーシング ~幻界へのロード~ RCG 良 「幻界」目指して走り抜けろ! スクウェア屈指の良作レーシング。 チョロQ RCG 良 カスタマイズ要素が魅力的なレースゲーム。 チョロQ2 RCG 良 ↑の続編。前作より機能が充実し、より遊びやすくなった。 チョロQ3 RCG 良 タムソフト製チョロQ最終作。ボリュームはシリーズの中でも随一。 チョロQマリン Qボート RCG 良 船や潜水艦でレースするチョロQ。 ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記 SRPG 良 裁判沙汰のせいで印象は良くないが、その中身はPS最晩年にふさわしい名作SRPGである。 Dの食卓 コンプリートグラフィックス ADV 良 インタラクティブムービーの金字塔・PSに見参。『エネミー・ゼロ』事件の発端としても有名。 ディノクライシス2 AADV 良 恐竜達へのお礼参りが始まる。カプコンが放ったバイオ系アクションゲームの傑作。 テイルズ オブ エターニア RPG 良 戦闘システム、シナリオの方向性など、シリーズの土台を固めきった文句なしの名作。 テイルズ オブ デスティニー RPG 良 テイルズ オブ シリーズ第二弾。欠点も多いがそれをカバーする魅力もまた盛りだくさん。シリーズを一躍有名にした代表作。 テイルズ オブ ファンタジア RPG 良 改変内容に苦言を呈すSFC版ファンも存在するが、概して見ればリメイクのお手本とも言える完成度を誇る。 デザエモン+ etc 良 名作STG製作ソフトを移植。新機能や改善点も。 デジモンワールド RPG 良 携帯機の育成にRPG要素をバランスよく取り込んだ、据え置き型デジモンゲームの初期作。 デジモンワールド デジタルカードアリーナ TBL 良 ゲーム、そしてアニメの世界観も含んだカードゲーム。原作愛もやりこみ要素もたっぷり。 鉄拳2 FTG 良 まだまだ粗の多いゲームバランスではあったが、シリーズ発展に大きく貢献。PS1初のミリオンセラーソフト。 鉄拳3 FTG 良 キャラクターを大幅入れ替え、軸移動を導入。以降のシリーズの基礎になる。 デュープリズム ARPG 良 人気は根強いのに、何故か製作会社から長年目を背けられていた不遇の名作。 DX人生ゲームIV TBL 良 Wii版のクオリティを想像していると裏切られる。テレビゲーム版を遊ぶならコレ。 Toys Dream SLG 良 4人の少年・少女の発明物語。魅力的なキャラクターが織りなす世界観がウリ。様々な発明をして借金を返そう。 トゥームレイダース AADV 良 世界累計売上3000万本を超えるアクションアドベンチャーシリーズの第一作目。 トゥームレイダー2 AADV 良 前作から正当進化を遂げた第二作目。舞台は遺跡以外へも広がった。 東京魔人學園剣風帖 ADV/SRPG 良 感情入力システムを導入したジュヴナイル伝奇活劇。 ToHeart SLG 良 Leafを一気にメジャーにしたタイトル。メイドロボ萌え~。 トゥルー・ラブストーリー SLG 良 地味には地味の良さがある。当時の常識に逆行するような作風は、違った意味で影響を与えた。 トゥルーラブストーリー2 SLG 良 ディスク3枚組の大ボリュームで送る。演出、システム、内容、あらゆる部分を洗練させたTLS最高傑作。 ときめきメモリアル ~forever with you~ SLG 良 「遊んでるって知られて噂とかされると恥ずかしいし…。」良くも悪くもギャルゲーを規定した代名詞的存在。 ときめきメモリアル2 SLG 良 少々影が薄い気もするが、その実シリーズの一番人気。名作の血はPSギャルゲー最後のヒットを飾った。 ときめきメモリアルドラマシリーズ Vol.1~3 虹色の青春/彩のラブソング/旅立ちの詩 ADV 良 小島組が贈る名作恋愛ゲームのスピンオフストーリー。 どこでもいっしょ etc 良 人工無能?いいえ、ポケットピープルです。ポケステでいつでもどこでもいっしょだニャ! トバル2 FTG 良 格闘ゲームにもかかわらずFF7の陰に隠れてしまった、悲劇の名作。おまえの肉を食わせろ! ドラゴンクエストIV 導かれし者たち RPG 良 『VII』のエンジンでフルリメイク。クリア後の追加シナリオは賛否両論だが、原作の魅力はきっちり再現。 ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 ~不思議のダンジョン~ RPG 良 不思議のダンジョン入門者は是非こちらからプレイを。 ドラゴンシーズ~最終進化形態~ SLG 良 「BGMが良いだけのゲーム」なんて言わせない奥深さが隠されていた! トラップガンナー ACT 良 第一印象の安っぽさで地雷ゲー扱いされた悲劇のゲーム。対人戦の熱さは最上級。 トワイライトシンドローム 探索編/究明編 ADV 良 都市伝説+女子高生に暮れゆく昭和の情景を重ねた、等身大な描写も光る名作学園ホラー。 な行 Neo ATLAS SLG 良 あなたが信じれば、世界は変わる。 Neo ATLAS II SLG 良 良作を発見しました。この報告を「信じる」/「信じない」 Neorude RPG 良 キャラクターを「導き」ギミックの豊富なダンジョンをクリアしていく、ゲームブックやテーブルトークRPGのような雰囲気のRPG。 Neorude ~刻まれた紋章~ RPG 良 ネオリュードシリーズ最終作。主人公陣は一新されたが、きめ細やかな演出や温かみのあるストーリーは健在。 Neorude2 RPG 良 リーディングRPGの決定版ともいうべき名作。ダンジョンだけでなくシナリオもパワーアップしている。 ネクストキング 恋の千年王国 TBL 良 ファンタジー世界で王子となりヒロイン達を口説き落とせ! は行 バーガーバーガー SLG 良 ハンバーガー店の経営SLG。ゲテモノから美味しいものまで、(店を潰さない範囲で)自由なバーガーを作ろう! ハームフルパーク STG 良 PS1最高額プレミアソフト。「ハートフル」な遊園地が「ハームフル」に牙を剥く。おもしろギャグの本格シューティング、いざ開園。 バイオハザード AADV 良 「ホラーゲーム」というジャンルが成立することを実証し、ゾンビゲーの雄となった名作。 バイオハザード2 AADV 良 基本要素はそのままに様々な調整を加え、前作を遥かに凌ぐ大ヒット作品となった。 バイオハザード3 ラストエスケープ AADV 良 新たなる恐怖が街を蝕む中、繰り広げられる「最後の脱出」。 バスト ア ムーブ Dance Rhythm Action 音楽 良 カッコよくダンスを踊るダンスバトルゲーム。 バスト ア ムーブ2 ダンス天国MIX 音楽 良 様々な要素が進化したダンスバトルゲームの秀作。 パネキット SLG 良 コンセプトは「無限工作おもちゃ箱」。真に「一生遊べる」だけの自由度を持った物理SLG。 Parasite Eve II ADV 良 RPGからアクションアドベンチャーにジャンル変更。豊富なやり込みと良質なアクションで完成度は高まった。 パラッパラッパー 音楽 良 音楽ゲームの開拓者。ラップ調の音楽中心でアドリブが盛り込めるのは今でも目新しい。 BAROQUE 歪んだ妄想 RPG 良 ダークで独特な世界観の一人称視点ローグライクRPG。 PANZER FRONT bis. SLG 良 国産コンシューマゲーム唯一の戦車シミュレーター。戦場の厳しさが味わえる。 beatmania APPEND GOTTAMIX 音楽 良 beatmaniaの楽曲に新たな方向性を打ち出した作品。 ファイナルファンタジーII RPG 良 WSC版をベースとしたリメイク。ギャラリーモードとムービーが追加されている。 ファイナルファンタジーIV RPG 良 ドットを完全に打ち直しダッシュを追加。コレクションシリーズ唯一の良心。 ファイナルファンタジーV RPG 劣化 内容自体はSFC版と同じなのだが、サウンドの劣化やロード時間が難点。特に『VI』のエンディング同期破綻が顕著。(『IV』が素晴らしかっただけに)どうしてこうなった…… ファイナルファンタジーVI RPG 劣化 ファイナルファンタジーVII RPG 良 最早説明不要の大作RPG。RPGに新たな方向性を提示し、PS普及の立役者となった。 ファイナルファンタジーVII インターナショナル RPG 良 北米版VIIをベースに様々な新要素を追加。オリジナル版でのシステム不満点を改善。 ファイナルファンタジーIX RPG 良 PS末期に目指した「原点回帰」。PS最高のグラフィックと、素朴で感動的なストーリーが魅力。 ファイナルファンタジータクティクス SRPG 良 『タクティクスオウガ』の流れを汲む、FF初のシミュレーションRPG。 風雨来記 ADV 良 北の大地で繰り広げられる出会いと別れの物語は「旅シミュレーター」としても見事な完成度。ギャルゲー史に残る演出でも有名。 FEDA2 White surge the Platoon SRPG 良 FEDAの続編。実写ムービーやファンサービスは必見。豪華声優、格ゲーを彷彿させる動作も高評価。 ブリガンダイン グランドエディション SLG 良 ゲームの出来は声優陣以上に豪華だった。 プリズムコート SPG/SLG 良 「こんなのバレーじゃない!」バレー経験者プログラマーの怒りが名作を生み出した。 ブルー・シカゴ・ブルース ADV 良 刑事J.B.ハロルドシリーズ4作目。聞き込みが主体のハードボイルドなミステリー佳作。 ブレイヴフェンサー 武蔵伝 ARPG 良 伝説の剣豪が異世界で大暴れ。敵の力を己のものにして戦え。 Blaze Blade ARPG 良 一人で遊ぶと凡ゲー、二人以上で遊ぶと名作というギャップ。 ブレス オブ ファイアIII RPG 良 プラットフォームをPSに移して完成度アップ。「シリーズらしさ」の定着にも成功した。 ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの RPG 良 人を選ぶが深く考えさせられるシナリオが魅力のRPG。 From TV Animation ONE PIECE グランドバトル!2 FTG 良 前作から大幅にボリュームアップ。システム面の変更もあり、より白熱したバトルを楽しめる。 フロントミッションオルタナティヴ SRPG 良 FMシリーズの異端児。荒削りながらもコアなユーザー達を捉えて離さない、センスの塊。 フロントミッション ザ・ファースト SRPG 良 初代の移植。新たなシナリオは一部不満はあるものの全体的に良好。 フロントミッション サード SRPG 良 青年は最愛の義妹を守る為、そして悪を暴くために世界を駆け巡る。フロントミッションの一つの集大成。 ベアルファレス ARPG 良 「ガンパレ」の影に隠れてしまった悲運の名作。世界観からキャラの挙動一つまで丁寧に作りこまれた完成度は本物。 ベイグラントストーリー ARPG 良 PSポリゴンの頂点。美麗なグラフィックと効果的な演出が素晴らしいARPG。 PET PET PET SLG 良 ペットショップを経営して町の人を幸せにしよう。…でも動物を売りすぎないように。 ペプシマン ACT 良 CMのノリでペプシマンを走らせよう。出来ればペプシコーラを飲みながら。 ペルソナ2 罪 RPG 良 衝撃的なストーリーはプレイヤーの記憶に刻み込まれた。続編『罰』との二部作の前編を担う作品。 ペルソナ2 罰 RPG 良 『罪』の続編にして完結編。アダルトな視点と罪のダークな物語を昇華した展開が見所。 BELTLOGGER 9 ACT/3DSTG 良 当時としては良画質で、加速パーツを装備しても処理落ちなし。シナリオも上出来。 BOXER S ROAD SLG 良 格闘アクションゲームではない。ボクサーとしての生活を再現するボクシングシミュレーターである。 北斗の拳 世紀末救世主伝説 ACT 良 北斗ゲー史上最高のバカゲー(他が酷過ぎるとも言う)。 ぼくのなつやすみ ADV 良 僕たちの夏休みはまだまだこれからだ! ポケットファイター FTG 良 ストリートファイターやヴァンパイアでおなじみのキャラがSD化して戦う隠れた良作。 ポポローグ RPG 良 「ポポロ」で「ローグ」。万人受けするシナリオ、特徴的なシステム、そして豊富なやりこみ要素。 ポポロクロイス物語 RPG 良 本当に「涙がぽぽろ」に……。 ポポロクロイス物語II RPG 良 プレイする際はお手元にハンカチ、いやバスタオルのご用意を。 ポリスノーツ ADV 良 「人類の宇宙への挑戦か、宇宙の人類への挑発か」―― 小島秀夫の初期の代表作として知られる90年代ADVの名作。 ま行 マール王国の人形姫 RPG 良 「家族・愛」をテーマにした笑いあり涙ありの感動作。その後の日本一ソフトウェアの作風を決定付けた。 マイガーデン SLG 良 派手さは無いが、丁寧に作りこまれたガーデニングゲーム。癒しを求める人へ。 マジカルドロップ PZL 良 取って投げて、縦に3つ並べるだけ! 後付け連鎖がアツい新感覚の落ちゲー。 街 ~運命の交差点~ ADV 良 一人の選択が誰かの運命を変える、サウンドノベルの最高峰。 マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~ RPG 良 RPGって世界を救わなきゃいけないものなんですか? 御神楽少女探偵団 ADV 良 ギャルゲー然とした見た目とドロドロで陰惨なシナリオとのギャップがウリの推理アドベンチャー。 みつめてナイト SLG 良 当時のギャルゲーらしからぬハードな世界観の恋愛SLG。 MYST ADV 良 グラフィックのクオリティと難易度の高さで有名な、ノーヒントクリックADVシリーズの元祖。 みんなのGOLF SPT 良 国民的ゴルフゲーム「みんゴル」、誕生。 みんなのGOLF2 SPT 良 正統進化を遂げ、ゴルフゲームシリーズとしての地位を確固たるものに。 moon RPG/ADV 良 ――それは、落ちた少年の物語。 メタルギアソリッド ACT 良 MSX2の幻の名作が帰ってきた。「20世紀最高のシナリオ」と絶賛された戦略諜報アクション。 メディーバル 甦ったガロメアの勇者 AADV 良 骸骨な騎士が悪の魔術師と戦う、ユーモアたっぷりの中世ファンタジー。 メモリーズオフセカンド ADV 良 重い雰囲気が漂いながらも先の見えないシナリオはシリーズ屈指の傑作となった。 桃太郎電鉄7 TBL 良 ハードを移し、表現力と戦力性を変えた新要素が追加。以後のシリーズでお馴染みとなった要素も。 桃太郎電鉄V TBL 良 派手派手しい追加要素こそないものの、堅実な方向性と豊富なやりこみ要素を持つ一作。 モンスターファーム SLG 良 どこか奇妙だけどカワイイモンスターを育てて最高のブリーダーになろう! モンスターファーム2 SLG 良 重大なバグや初心者殺しな要素も多いのだが、シリーズ最高傑作との呼び声が高い作品。 や行 悠久幻想曲 2nd Album ADV 良 遊びやすさとキャラの魅力を両立させたテキストアドベンチャー。 雪割りの花 ADV 良 全年齢向けでいいのかと思うぐらいの鬱ADV。 ら行 雷電DX STG 良 同名AC作品の完全移植作。敵が一切攻撃してこない特殊難易度、リプレイ、ボスラッシュと言った、数々の新要素が盛り込まれている。 雷電プロジェクト STG 良 『雷電』『雷電II』の完全移植作。縦置き画面モードは、後の縦STG移植作に標準搭載されるようになった。 ランナバウト ACT 良 とにかく自由な爽快感抜群の暴走ドライブアクション。純粋に速さを追求するもよし、思う存分破壊活動に勤しむもよし。 リッジレーサー RCG 良 ローンチタイトル。短いロードにテクノBGM。リッジ家庭版の歴史はここから始まった。 リトルプリンセス マール王国の人形姫2 RPG 良 キャラクターが歌って踊るミュージカルRPG2作目。明るく優しいシナリオと丁寧な恋愛描写にファンは多い。 RIVEN THE SEQUEL TO MYST ADV 良 謎解きADV『MYST』の続編。美しいグラフィックと高い難易度は健在。 リンダキューブ アゲイン ADV/RPG 良 コンシューマー初の18推ソフトの移植作。ゲーム史全体で見てもなかなかの異色作である。 るぷぷキューブ ルプ★さらだ PZL 良 キャラゲーと侮るなかれ。上級者も初心者も楽しめる良作アクションパズル。 レイクライシス STG 良 曲調のトリッキーさとシステムの複雑化から前2作ほどの評価はされなかったが、単体で見れば紛れもない名作。 レイストーム STG 良 ほぼ完璧な移植のオリジナル版に加え、ハイクオリティのBGMが光るアレンジモードをひっさげてきた名STG。 レイマン ACT 良 完成度の高い激ムズ横スクロールアクション。海外では大ヒットを記録し、ユービーアイソフトの看板タイトルにまで昇りつめた。 レガイア伝説 RPG 良 「霧」を晴らすために冒険する王道的RPG。格闘ゲームさながらのコンボや必殺技を決める楽しさ。 ロードランナー レジェンドリターンズ ACT/PZL 良 生まれ変わったレトロアクションパズルはよりやり応えのある作品に。 ロックマン8 メタルヒーローズ ACT 良 新ハード移行でさらに進化したロックマン。OP曲はシリーズ屈指の名曲。 ロックマンDASH 鋼の冒険心 ACT 良 フリーランニングRPGという新境地と魅力的なキャラクター群で未だに人気の高い、遥か未来のロックマン。 ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産 ARPG 良 フリーランニングRPG第二弾。格段に広がったスケールで物語は核心に迫る。続編が開発中止にならなければ…。 ロックマンX3 ACT 良 SFCからの移植作。演出面にやや賛否あるが、ラグフレームの解消などゲーム性は向上した。 ロックマンX4 ACT 良 演出の強化やゼロが使用可能になるなど、シリーズに新たな境地を見出した一作。 わ行 ワールド・ネバーランド ~オルルド王国物語~ RTS 良 架空の王国で気ままな人生を送る、今なお愛され続ける生活体験シミュレーションの第一作目。 ワイルドアームズ RPG 良 2DRPGテイストの集大成を感じさせる、口笛と荒野のRPG第1弾。 ワイルドアームズ 2nd IGNITION RPG 良 「英雄とは何か」を問う白熱のシナリオは、ワイルドアームズシリーズ最高と評される。 ONEピースマンション PZL 良 おそらく史上初のマンション管理ゲーム。住民達の平和な生活を守るため、管理人は日夜頭を悩める。
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女子用 ARN-75W アリーナのスクール水着に限らず、競泳型スクール水着では最も定番の型であり、現行品。 触感はツルツルというわけではないが、光沢があり濡らすとぬめっとした質感になる。 学校体育やスイミングスクールでの使用率が高く、グラビア、AVなどでも頻繁に使用されており、競泳型スクール水着の代名詞と言える存在である。 パイピングは白の場合、経年劣化により黄ばんでいることがある。 廃盤という噂があったが、2010年現在も各色ともカタログに載っており販売されている。 カタログは、アリーナの公式サイトからpdf形式でダウンロードすることが出来る。 紙のカタログの入手はTipsの項参照。 販売開始は1997年で、それ以前は下のARN-175Wが販売されていた。 価格 ARN-75W:定価3780円 ARN-75WJ:定価3255円 ロゴ 腰部と、背面の肩紐の交点にarenaのロゴが入る。 腰部のロゴはプリントなので、劣化すると剥がれやすくなる。 位置の問題で引っ張られやすいので小さいサイズを着用すると剥がれやすい。 透け感 紺や黒は突起部が目立つ程度でほとんど透けないが、赤や緑は水に濡れると透けやすいので注意が必要である。 当然だが、適正より小さいサイズを着用するほど生地が引っ張られるので透けやすくなる。 室内光では透けていなくても、強い太陽光の元では透けることもある。 裏布は股部のクロッチのみなので、胸部パッドの併用が推奨される。 透けやすさは、 赤>緑>青>紺>黒だと思われる。 質感 見た目光沢があるが、柔らかい素材で触感はサラサラとしている。 濡れたときの独特の質感が、パイピング型スクール水着の中でも人気の要因となっている。 裏布 一般的なスクール水着は胸部と股部に裏布があるが、ARN-75Wには胸部の裏布がない。 これはメーカーでも競泳水着の扱いであることによるものと思われる。 代わりにパッドを取り付けるフックが設けられている。 クロッチはベージュ色で、グラビアなどではラインが浮き出てしまうため、切り取られていることが多いようだ。 在庫 競泳水着は春夏モデルと秋冬モデルの年に2回モデルチェンジがあり、スクール水着は基本的に展示会で受注した分のみを製造する。 メーカーは在庫を持たず追加生産はしないため、次期シーズン前は品薄になることが多い。 製造国 ARN-75Wは製造時期によって、中国製と日本製の物が存在する。 また色合いも微妙に異なるようだ。 現在流通している物は中国製になっている物と思われる。 品質表示タグ 品質表示タグも何種類か存在する。 サイズ表 アリーナのスクール水着は全体的に小さめであまり伸びないので、購入の際はワンサイズ上を選ぶことが良いとされている。 実際ネットショップ等では、購入後予想以上に小さいなどで返品交換希望する人も多いようである。 サイズ J-3 J-5 J-7 J-9 J-11 身長 100cm 110cm 120cm 130cm 140cm サイズ S M L O XO XA XB バスト 78 82 86 90 94 98 102 ウエスト 58 62 66 70 74 78 82 ヒップ 85 88 91 94 97 100 103 カタログ画像 カラー ネイビー×ホワイト(NVY) ネイビー×ネイビー(NNV) ブラック×ホワイト(BLK) ブラック×ブラック(BBK) レッド×ホワイト(RED) アブル×ホワイト(ABL) グリーン×ホワイト(GRN) パイピングカラー NVY・BLK・RED・ABL・GRN:ホワイト NNV・BBK:ネイビー・ブラック バックスタイル フリーバックⅡ 素材 ポリエステル80%+ポリウレタン20%(スキンエステルエラスト) 画像 75Wと175Wの比較 ○ロゴの違い ○胸のダーツ線の有無 ○胸パッド取り付けフックの有無 ○素材 ○素材の違いによりわずかに発色が違う ARN-175W 75Wの先代モデル。 75Wとは、前項で解説したような違いがある。 古いモデルだが、今でもデッドストックを抱える店があるようで、オークションなどで稀に新品が出まわることがある。 ナイロンの特性から新品でも生地が劣化していることがあるので、その点注意が必要である。 ロゴ 75Wと同じく肩紐の付け根と腰部の二カ所。 腰部のロゴは75Wとは素材や付け方が異なる(写真参照)。 劣化すると剥がれより先に割れが起こりやすい。 透け感 75Wより素材が薄いためか、赤や緑はより透けやすい。 質感 触感はさほど変わらないが、75Wよりも光沢がある。 この光沢を好み、75Wよりも評価するマニアも多い。 裏布 75Wと同じく股布のクロッチのみ。 パッド取り付けフックはない。 素材 ナイロン80%+ポリウレタン20% サイズ表 サイズ J-5 J-7 J-9 J-11 身長 115cm 125cm 135cm 145cm サイズ S M L O バスト 78 82 86 90 ウエスト 58 62 66 70 ヒップ 85 88 91 94 バックスタイル フリーバックⅡ 画像 ARN-176W ARN-175Wと同じ素材だが、側面にアリーナのロゴが縦に並んでいる。 この型番に限らず元のモデル+1の型番はそのようになっているようだ。 ARN-170W 競泳水着に良く見られるOバック(フライバック)を採用したスクール水着。 フライバック自体は競泳水着で現在も存在するものだが、ARN-170Wはフライバックの最初期の形態を受け継いでいる。 かつては普通に販売されていたが、その独特のバックスタイルから廃盤後プレミアが付き、オークションでは状態や色によるが1万円以上、サイズの大きい新品になると3万円以上になることもある。 80年代終盤から90年代前半ぐらいの写真集では良く見かける。 ロゴ 肩紐の付け根にロゴはなく、腰部にのみある。 バックスタイル フライバック 素材 ナイロン80%+ポリウレタン20% 画像 ARN-195W 175Wと同型の、ポリエステル100%使用の廉価版モデル。 ポリウレタンを含まないため伸縮性が低く、175Wには着心地で劣るが、耐久性には優れる。 光沢がある生地だが、175Wほどではない。 生地は硬めで、触感はさらさらと言った感じである。 画像 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ARN-195w-1.jpg) 素材 ポリエステル100% ARN-85W 195Wの後継モデルであり、75Wと同型のポリエステル100%使用の廉価版モデル。 175Wから75Wへのモデルチェンジに伴い、195Wも75Wに準じた作りの85Wにモデルチェンジされた。 生地が厚く、伸縮性も低いので75Wに比べて着心地は劣るが、ポリウレタンを含まないので耐久性には優れる。 75Wほどは光沢も無く、手触りも多少ざらついているため、75Wには人気面でも劣っている。 色はネイビー、ブラックのみとなっており、パイピングが白いモデルは存在しない。 ARN-75Wと間違えて買わないように注意が必要である。 質実剛健な作りは、ある意味でスクール水着らしいとも言える。 ARN-85Wは2010年の春夏モデルから廃盤になった。ARN-75Wは引き続き製造されている。 価格 ARN-85W:定価3150円 ARN-85WJ:定価2730円 ロゴ その他のモデルが白なのに対し、シルバーのロゴとなっている。 質感 ざらざらとしておりあまり触感はよくない。 素材 ポリエステル100% カラー ネイビー×ネイビー(NNV) ブラック×ブラック(BBK) ARN-254W ARN-258W 175Wと同型の、ナイロン100%使用の廉価版モデル。 ナイロン100%なので肌触りはざらざらしておりあまり良くない。 伸縮性も低い。 画像 素材 ナイロン100% ARN-259W ARN-191W スクール水着ながら、胸の部分がキャミソールのようなカットになっている珍しいモデル。 胸にはパッドが内蔵されている。 背中はXバックになっており、どちらかというとファッション水着のような意匠であり、実際同型のファッション水着も販売されていた。 画像 ARN-79W ARN-75Wを上下セパレート型にしたような作りの製品。 ボトムはスパッツ型である。 トップカラーは75Wと同様の5色、ボトムカラーは紺と黒の2色のみ。 パイピングは全て白である。 カラー ネイビー×ホワイト×ネイビー(NVY) ブラック×ホワイト×ブラック(BLK) レッド×ホワイト×ネイビー(RED) アブル×ホワイト×ネイビー(ABL) グリーン×ホワイト×ブラック(GRN) 素材 ポリエステル80%+ポリウレタン20%(スキンエステルエラスト) ARN-1460W 175Wと同型の製品だが素材の混紡率が違う。 素材 ナイロン85%+ポリウレタン15% ARN-1461W ARN-570W スーパーフリーバックという、スーパーフライバックの背中の開口部を塞いだような背面形状をしている。 ARN-170WやARN-670Wほど高価ではないが、オークションではプレミアが付いている場合が多い。 バックスタイル スーパーフリーバック 素材 ナイロン80%+ポリウレタン20% 画像 ARN-670W スーパーフライバックという、背中が大きく開いた形状をしている。 ARN-170Wと同じようにオークションではプレミアが付いている。 スーパーフライバック自体は水着として健在で、現在でもこの形状を使用した製品が販売されている。 バックスタイル スーパーフライバック 素材 ナイロン80%+ポリウレタン20% 画像 ARN-8670W ARN-670Wの改良品。 670Wと殆ど同じだが一部縫製が違う。 こちらもオークションではプレミアが付いている。 パイピングカラーにも何色かバリエーショがある。 バックスタイル スーパーフライバック 素材 ナイロン80%+ポリウレタン20% 画像 ARN-8671W ARN-9671W 男子用 ARN-70 男子用のビキニタイプ ARN-75Wと同一の素材 価格 ARN-70:定価1890円 ARN-70J:定価1680円 ロゴ 腰部にarenaのロゴ。 透け感 75Wと同じく赤や緑は透けやすい。 質感 75Wと同一 裏布 ベージュの股布がある。 サイズ表 カラー ネイビー(NNV) ブラック(BBK) レッド(RED) アブル(ABL) グリーン(GRN) 素材 ポリエステル80%+ポリウレタン20%(スキンエステルエラスト) 画像 ARN-73 男子用のスパッツタイプ 他メーカーよりかなり丈が短い。 画像 ARN-77 ARN-80 ARN-83 ARN-120 そこは・・・だめです~・・・しゅれりあ・・・さまのそう・・・いうところが・・・すき●´Д`●★ http //hemn.me/ver/twitter/ -- 姉さん (2011-10-26 14 48 33) An unnamed Guangdong sports officials told reporters that although the state is required by competitive sports and mass sports simultaneously, but the " gold medal assessment" is real quantitative assessment , and evaluation of mass sports but because of vague indicators , operational strong, often a mere formality , 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ファミリーコンピュータ ロボット ブロックセット / ジャイロセット 【ふぁみりーこんぴゅーた ろぼっと ぶろっくせっと / じゃいろせっと】 ジャンル 特殊 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 320KbitROMカートリッジ 発売元 任天堂 発売日 1985年7月26日(ロボット ブロックセット)1985年8月13日(ジャイロセット) 定価 9,800円(ロボット)4,800円(ブロックセット)5,800円(ジャイロセット) 判定 なし 概要 ゲーム内容 問題点 評価点 総評 他作品への出演 余談 概要 ファミリーコンピュータ ロボット(*1)の連動ソフト。 画面上から発せられる光信号を読み取って動くロボットをうまく操作し、ゲームをクリアするのが目的。 ゲーム内容 どちらのゲームも、プレイするためには付属のパーツ類をロボットにセットしなければならない。ブロックセットには5個のブロックとそれらを置く台座、ジャイロセットにはコマとそれを回転させるための台座とコントローラーの台座が付属している。 この「画面から発信される光信号を読み取って動く」というシステムは、かつて任天堂がテレビゲーム事業に入る以前に開発を手がけたホテルなどのゲームコーナーのクレー射撃及び『ファミコン光線銃シリーズ』における、 的の方から出る光を手元の銃の方に読み取らせ当たり外れを判定する という仕組みを応用したものである。 ロボットの動き ロボットの動き自体は両作で共通。セレクトボタンを押すと画面が青くなり、この時にA・B・十字ボタンを操作する事で画面が緑色に光って信号を読み取り、それぞれに割り振られた動作を行う。 胴体の左右回転、上下可動(上段・中段・下段の3段階)と保持アームの開閉がそれぞれ割り当てられている。 ブロックセット ブロックを積み替え、崩さずにゲーム上での指示通り配置できたかを競う。プレイヤーはキーボードの上を飛び乗ってロボットへ信号を送る博士を操作する。 極力少ないステップ数でブロックを指定の位置に配置する「DIRECT」、ロボットの操作手順を全て記録してから再生する「MEMORY」、縦横に並んだキーボード上で、ビンゴの如く一列全てを押すことでロボットに命令を与える「BINGO(1P)」、2人対戦用の「BINGO(2P) 」が収録されている。ちなみにBINGOには勝手にキーボード上を動くお邪魔キャラが出てくる。 実はゲーム自体はクリアしたかどうかを認識できないので、スタートボタンを連打すれば簡単にクリアできてしまう。 ジャイロセット アクションゲーム。専用台座にIIコントローラをセットし、A・Bボタンと連動する部分をロボットが持ったコマで押し下げる事で、ゲーム画面上の赤・青のゲートが上下する。 コマは2つ用意されており、ロボットの右側に置いておく台座が、左側にコマを回転させる「コマスピナー」という装置が設置される。ゲームが進むと赤・青両方のゲートを一度に操作する必要のあるステージが登場するため、コマスピナーで回転させた状態でコントローラを押している間にもう一方にもコマを置く操作が要求される(*2)。 練習用の「DIRECT」、スミックと呼ばれる敵から逃げつつ爆弾を全て回収する「GAME A」、右方向に歩き続ける博士をゴール地点まで誘導する「GAME B」が収録されている。 「GAME A」が実質のメイン。画面上にはスミックと呼ばれる敵が存在しており、接触するとミスになる。好物の「カブラ」を用いて足止めすることができる他、ゲート開閉を利用して押しつぶすことも可能。ただし、タイミングが悪いとプレイヤーも潰されてしまう。 プレイヤーはジャンプができないので、高所の爆弾はさらに高所から落下して取るしかない。 問題点 ロボットの動きはあまり褒められたものではない。 一度光信号を受けると取り消せず、すぐにブロックを崩したりジャイロをボタン上に落としてくれないこともよくある。特にアクション重視のジャイロセットにおいては動きが遅いせいでゲート開閉のタイミングが間に合わない時もある。 さらにロボットもコマスピナーも動かすには電池が必要。ACアダプタの類もない。 また、回転しているコマは当然だが時間が経つと回転力が落ちていずれは落っこちてしまうため、動きの遅さがもどかしい。ただ、ロボットを使ってもちゃんと最後までクリア出来るようにはなっている。 どちらのゲームも、ゲーム内容は(他のファミコンソフトと比較しても)かなり薄い。 ブロックセットはスタート連打でクリア可能、ジャイロセットは自分で操作すれば簡単にクリア可能。ロボットとの連動を前提として作られたため仕方がないといえば仕方がないのだが。 評価点 ゲームプレイにロボットを用いるという斬新な発想。 20年以上経過した現在でも、Wiiリモコンの赤外線カメラ(*3)という形で応用されている。 ゲーム自体はあまり褒められたものではないが、簡単な操作でロボットを操作して目的を達成していく過程は、コントローラーで映像の中のキャラクターを操るのとはまた違った、独特な面白さがある。 総評 斬新な発想のゲームではあるが、ロボットと連動したゲームはこの2つだけしか作られなかった。 ロボット操作もあまり受け入れられず、内容が薄かったこともあり、『スーパーマリオブラザーズ』によるファミコンブームが始まる前に姿を消してしまった。 純粋なゲームとしては成功とは言えなかったものの、ソフトとモニターと外部装置との連動により操作するという光線銃を応用した仕組みを活かし、ゲーム機とロボットを繋ぎモニターを介して操作するという本作は、まだ玩具屋というイメージが色濃かった当時の任天堂ならではのユニークな発想にあふれた、まさにおもちゃらしい一品であるといえよう。 他作品への出演 発売から15年以上経った頃、『スターフォックス64(*4)』や『星のカービィ3』『ピクミン2(*5)』などのゲームにたびたび登場するようになり、知名度はかなり上昇した。 サブキャラクターとしてのゲスト出演にとどまらず、『マリオカートDS(*6)』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、ロボットが何とプレイヤーキャラクターとして参戦。双方のシリーズにおいて初めて周辺機器から参戦したキャラクターとなった。 『スマブラfor』用amiiboとしても発売されている。ある意味、周辺機器として返り咲いた…のかもしれない。 余談 海外ではロボットのカラーがNESと同じ配色に変更されており、ブロックセットは『STACK UP』、ジャイロセットは『GYROMITE』という名称で発売されている。 国内での売り上げはいまいちだったものの、海外では日本以上の売り上げを記録している。この辺りは独創的な発想が受け入れられやすい土壌があるのも関係しているだろう。
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70年代風ロボットアニメ ゲッP-X 【ななじゅうねんだいふうろぼっとあにめ げっぴーえっくす】 ジャンル アクションシューティング 対応機種 プレイステーション 発売元 アローマ 開発元 セブンコンピュータライズドクリエイションズ(プログラム)アローマ 発売日 1999年5月27日 定価 6,800円 判定 バカゲー ポイント 名前からして怪しい超豪華スタッフによる壮大な悪ふざけやたらと強い主人公機溢れるスーパーロボット愛時代が早すぎた 概要 バカゲーな点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 3形態に変形可能な(*1)ロボット、ゲッP-Xを操り、地球侵略を企む宇宙悪魔帝国と戦うアクションシューティングゲーム。 『70年代のロボットアニメ番組へのオマージュ』というコンセプトからも分かるように、主役ロボやキャラのデザイン・設定からキャラクターボイスなどが70年代の実在ロボットアニメへのオマージュに満ち満ちており、アニメ番組を模した劇中演出が色濃い。ゲーム性よりもこれらの演出を楽しむことに重点が置かれた作風が特徴となっている。 バカゲーな点 評価点と被る部分もあるが。 何処かで見た事ある様な…。 主人公機は『ゲッターロボ』、後半の強化型・ゲッP-XX(だぶるえっくす)は『ゲッターロボG』にそっくり。味方のワイルドジョンもゲッターロボのテキサスマックそのもの。支援機のクイーンフェアリーはゲッターQをモデルにした女性型。 全てのボスに対し毎回違う必殺技ムービーが用意されているが、何処かで見たような必殺技ばかり。 例えば最初の「エックスブレイドブーメラン」は神谷氏に「ブゥゥゥメラン!」と叫んで欲しかったからと図鑑で白状している(神谷シャウトの代名詞、ゲッターロボのトマホークブーメラン)。 要するに本作は『ゲッターロボ』のオマージュ作品であり、ダイナミックプロからも許可を取っている。 元々『ゲッPロボ』の名前で開発していたが、ダイナミックプロから許可を取る際に修正箇所の指摘を受けた上で「そこさえ直せばそのまま通してよい」とのお言葉を貰ったものの、開発上で問題が浮上したため、いったんお蔵入りになった後、改めて『ゲッP-X』のタイトルで企画・制作されたという。 裏を返すと、当初の企画は何かまずい部分があって修正を受けたわけである。ここまでやっても大丈夫なのに、いったいどんなヤバい要素が入っていたのか。 いや、それだけか……? EDでは腕組みした状態で通天閣に腰掛けるゲッP-X。完膚なきまでにデビルマンである。サイズ比がおかしいけど(*2)。まぁダイナミックプロつながりなので問題ないのかもしれないが。 ゲッターロボを始めとしたスーパーロボットは勿論、ガンダムや特撮などパロディの幅は広い。はっきり言って、ダイナミックプロだけの許可じゃ済まない。 敵幹部「ジャーグ将軍」は池田秀一氏が声を当てているのだが、マスクを着けた金髪の美男子で搭乗機も真っ赤。更には額に傷まである(*3)。一方で名前は明らかに『仮面ライダーBLACK RX』のジャーク将軍を捩ったもの。 敵にも何処かで見たようなのが多数おり、1面ボスの登場シーンは『ガメラ』そのもの。・・・と言うか、まんまガメラのスタッフにムービーを作ってもらっている。 「ゲッP-Xキック」を決めるシーンでは、敵の倒れ方までまんまである(*4)。更に先の面に登場する「にせゲッP-X」はご丁寧に黄色いマフラーを巻いている(*5)。 ゲームオーバー時は 真っ白になってうなだれたゲッP-X というまたもや違うところからのパロディをしている。(CMでも「あさってのくるぶし」とかやってるし…) 忠実にテレビ番組を再現した構成。 各ステージ、主題歌OP→本編Aパート→CM→本編Bパート→副主題歌ED→次回予告(→セーブ画面)の構成。 ゲッP-XXの登場後は主題歌と副主題歌が二番に変わり、ムービーもXX仕様に。 CMの前後には 70年代らしくアイキャッチが入る。ただし毎回違う絵なのは当時には無い趣向。後の深夜アニメのエンドカード等に近い。 CMもパロディまみれ。特に可笑しいのを挙げると、 超X合金X1号(超合金のパロディ)のCMの最後に「類似品にご注意ください」。お前が言うな。 シャンプーはリアルタイム世代には懐かしすぎた。 CM中に突然画面が乱れプツリと消える。直後の本編Bパートで「地震の影響で画面が乱れた事をお詫びします」とのテロップ。 特定の形態でBパートのボスを倒すと次回予告がカオス化する。 「俺様のリサイタルに来ないとぶっとばすぞ」と言い出したり、突然お便りコーナーが始まって投稿者を変態認定したり(実際変態行為が書かれていたが)。 70年代の時事ネタもちらほら入れられているためセリフの古臭さなどでも楽しめる。(ゴーゴー喫茶,etc) アトランジャー参戦。 ゲストキャラクターとして青島文化教材社の『合体ロボット アトランジャー』が参戦。他にも母艦のタイガーシャークや兄弟ロボの『古代ロボ コダイガー』も登場する。実は主題歌ムービーに「協力 青島文化教材社」の文字が。 アトランジャーとはアオシマが創ったオリジナルロボットで、非アニメ化作品ながら70年代当時はそれなりの人気があった。ただし『マジンガーZ』のパチ物扱いもされている。 ちなみに本ゲームの企画段階ではマジンガーZのそっくりさんが出る予定だった。 自機としても使用可能で、専用のストーリーまで作られている。ただしストーリー部分は音声違いなだけ。 ちなみにアトランジャーが主役になった理由はゲッP-Xが完成しなかったから。 性能はもはやギャグと言えるほど強い。移動は遅いものの攻撃力と防御力は圧倒的。どれぐらいかと言うと、殆どのボス戦で攻撃を回避する必要が無いぐらい(安置を使っている訳ではない)。さらに見た目はゲッPより大きいがやはり胸にしか当たり判定が無く、バリアも完備(上記のオープンゲット代わり)。溜め撃ちで全画面攻撃が出来る為、雑魚戦も楽勝。 なぜか同時期にカプセル玩具でアトランジャーが登場している。なにこの偶然。 防衛軍の秘密兵器も使用可能。 本編ではかませ犬だった(*6)防衛軍の秘密兵器「64式」も使用可能。弱いが後半では強力な「74式」にパワーアップ。 欲を言えばゲッP-X本編に登場した64式改も使用したかった。 こちらも専用ストーリーがある。しかもアトランジャーと違い完全に専用の物が作られている。内容は特撮ノリ。 専用ストーリーが無いワイルドジョンとクイーンフェアリーは涙目である。 ちなみに64式が使える頃には無限コンティニューも出来るようになっているのが普通の為、弱くてもクリアは可能。実は64式並の性能でパワーアップも無いワイルドジョンやクイーンフェアリーの方が厳しい。 アメリカ版『THE STAR GEPPYS』 「もしもアメリカでゲッP-Xが作られたら?」と言う勘違い的な内容。絵柄やカラーリングなど(というかベースのシューティング部分以外ほぼ全て)をアメリカンにアレンジされてしまい、キャラによっては原型がほぼ残っていないまでにアレンジを加えられてしまうほどの壊れぶり。(既に元が壊れているのでカオスと言っても過言ではないだろう) ジーン・ブルースの被弾ボイスは必聴! タメショット+超必殺技のボイスのみ流用しているので、むしろそこが浮いてしまっている。 劇場版 要はボスラッシュ。 エクストラモードで唯一専用ムービーを持つ(他は静止画のみ)。 ただし、このムービーが縦横比4 3(1.3 1)のテレビのオープニング画像の上下を切って2.3 1のシネスコサイズに合わせたと言う物。おかげで見得切りの場面で頭部が画面外に見切れていたりする。さらに映画をテレビ放映する為に左右を縮めて画面に納めたと言う設定の縦横比が可笑しい代物。当時テレビで映画を放送する際に良くあった話で、おそらくはスタッフクレジットが全部映る様にするためだろう。なおこの状態になるのはオープニングのみで、映画本編は左右を切って正しい縦横比で放送している。(*7) シューティングゲームなのにCD4枚組 前半4話で1枚、後半4話で1枚×3ルートの計4枚組。 容量の殆どはデモに費やしている。スタッフの力の入れ具合がよくわかる。 なお後半3ルートはデモシーンが違うだけで、ゲームパート自体は全く同じ。ラスボスのみエクストラモードで少し違う。勿論、劇場版はボスラッシュの為構成が違う(道中が無いだけだが)。 評価点 熱いストーリー 70年代ロボットアニメ風の熱いストーリー。そのノリをそのまま再現しているため為、今の目では突っ込みどころ満載だが、ある意味お約束。 記憶を無くした敵幹部(美女)との悲恋など、お約束も踏襲している。 超豪華スタッフ 勿論ゲーム部分の開発はアローマ自身だが、外部スタッフは無名ブランドのオリジナル作品としては信じられないほど豪華。 主役の神谷明氏(ゲッターロボの主役)を始めとした多数の大御所声優。ゲッター由来の声優は神谷氏のみだが、クールキャラに速水奨氏(*8)、パワー担当にたてかべ和也氏(*9)、博士役に永井一郎氏(*10)と「わかっている」布陣。 主題歌のささきいさお氏を始めとし、影山ヒロノブ氏、串田アキラ氏、ムッシュ吉崎氏、MIO氏(現 MIQ)といったアニソン歌手の大御所が5人も集められステージごとに違う挿入歌を歌う。その楽曲の作風もバラエティ性に富んでおり、ド直球で70年代アニメ風だったり、どちらかというと戦隊シリーズの曲のような爽やかな楽曲だったり、リアルロボット主題歌調だったりと様々。もちろん怪獣側のイメージソングも。 主題歌や幕間劇のムービーはAIC(*11)と大張正己氏(*12)。 売れなければ(ギャラ的に)ヤバイ面子であり、まさしく社運を懸けた一作であったが、結局売れなかった為、アローマは解散の憂き目に遭う。 ストーリーと歌詞は、後にロリコン物の18禁漫画家として有名になる企画者の八的暁氏。 後にデスクリムゾン2 メラニートの祭壇で声優と楽曲を担当するシンガーソングライターの道下桃氏も作曲で参加している。 充実の図鑑 一度見た味方や敵、ムービーが図鑑に登録される。特にムービーを何度でも見放題なのは珍しい。ただし、静止画でのデモシーンは登録されない。 賛否両論点 大味なバランスのSTG部分 バリバリのシューターには簡単すぎる難易度。しかしデモ目当ての似非シューターには十分楽しめる難易度である。何よりも、ゲーム自体がシューティングとしてのゲーム性よりも演出面に重点を置いているため、難易度に煩わされることがないのは妥当な配慮であるといえる。 しかしそれでももう少し歯ごたえがあってもいいのではないかと人によっては思えるほどな簡単さである。 もちろん作り込まれていないというわけでもなく、難易度の低さは自機性能及びシステムの充実度によるものといえる。 一見、自機は大きいが胸の部分にしか当たり判定が無く、ライフ残機併用制のため難易度は低い。しかも変形時の無敵(通称 オープンゲット)で回避もできる(変形直後には硬直がある)。コンティニュー回数には制限が有るが(一周クリアで無限コンティニュー可)、各話ごとにセーブもできる。 3形態それぞれに使い道がある。遅く射撃も弱いX3号も固い敵に張り付いてパンチ連打で瞬殺と言う事が出来る。 ゲームそのもののエンディングはあっさりしすぎている。オーソドックスな映画のエンディング演出に近い。ここにもこだわりを見せてほしかった。 問題点 ゲッP-XXの性能が一長一短 お約束のパワーアップはメインショットの強化と耐久値が上がりミスしにくくなったりとプラスの面がある一方、XXファイヤー号以外はメインショット以外の武装が大きく変化してしまい、溜め撃ちがメイン・サブともにクセのあるものが多い。 2号機の後継機であるXXサンダー号はメイン溜め打ちの自動追尾攻撃「Xシーカー」やサブのミサイルが没収されて両者共に癖の強い武装に差し変わりかなり使いづらい性能。 3号機の後継機であるXXトルネード号も主力だった「X台風」が使いづらいハンマー投げに変化。 一方でファイヤー号は武装性能の使い勝手の変化がなく、メイン射撃の範囲が全画面をカバーするものとなりかなり強化される。 デモに若干の音ズレがある。せっかくこだわって作ったのなら微調整をしてほしかったところ。(オープニングの時報のシーンでよくわかる)(*13) 後半EDアニメの一ヶ所が歌と字幕が一致していない点が残念。毎回流れる分余計にもったいない。(歌詞 あす/字幕 あした) 自社マスコット「踝兄弟(くるぶしきょうだい)」の登場が押しつけがましい。 本編では一度きりだが(それでも純粋なギャグキャラ故に世界観ぶち壊しだが(*14))、CMでは手を変え品を変え登場してくる。 タイトルこそ「70年代風ロボットアニメ」であるが、キャラクターの声優・作画、また挿入歌はむしろ80年代・90年代アニメの作風に近いと言える。ある意味タイトル詐欺。 スーパーロボット作品や本家ゲッターに関わるキャストはささきいさお氏と影山ヒロノブ氏、神谷明氏くらい。 キャラクターデザインの内田順久氏、主要声優の速水奨氏・池田秀一氏、挿入歌歌手は1979年開始のアニメ『機動戦士ガンダム』に端を発するリアルロボットアニメブーム・1981年開始のアニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』以降の少年ジャンプアニメブームにおいて名を売った面々であり、70年代スーパーロボットアニメとは縁のなかった人も多い。 内田順久氏はダイナミックプロが関わったアニメ『獣神ライガー』にてキャラクターデザインとして関わったキャリアがあるので、本作もそれに寄せつつダイナミックプロキャラが持ってそうな特徴を盛り込んだデザインに仕上げている。 総評 「70年代風ロボットアニメ」の冠は伊達ではなく、そのキーワードに徹底的にこだわりオマージュをちりばめたゲーム中の演出は「プレイヤーを存分に楽しませる」というエンターテイメント性に根差しており、難易度もゲームの世界観やノリを楽しむにちょうどよい具合になっている。スーパーロボットアニメファンであれば、単なる模倣やお遊びのパロディに留まらない、スタッフの熱い思いやこだわりを感じ取ることができるはずだ。 その分、いかにも「パチモン」と受け取られてしまいかねないタイトルである種のうさん臭さを醸し出してしまい、正当な評価がなされないまま埋もれてしまったことが非常に惜しい。 「70年代のロボットアニメへのオマージュ」というコンセプトに徹底的にこだわり抜いた演出と世界観の濃さを持つ本作は、それらの要素が重要視される今の時代にあってこそ再評価されるべき一品と言えるだろう。 スーパーロボットアニメファンもそうでない人も、ぜひ、1度手に取ってみてほしい。 余談 70年代のノリが再評価された今でこそプレミア価格の付く作品だが、当時は『機動武闘伝Gガンダム』放送後数年経つとは言え、まだまだ「リアルロボット至上、スーパーロボット(笑)」の時代。それどころかロボットアニメ自体が虫の息だった時代であり、ほとんど売れなかったのが惜しまれる。結果アローマは解散となった。 また雑誌の付録CD-ROM等に提供したデモも悪かった。実は「正式なOP」なのだが、3DCGを駆使した洒落たPV仕様であり「パチ物のクセに何を気取ってるんだ?」との批判の声が強かった。このデモの後に作品内の主題歌アニメOPが流れるのだが、前半部分が中途半端に長かったため気づかなかった読者もいたのだろう。 本作発売の前年よりOVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』が順次リリースされており、本家の新シリーズであるためスーパーロボット大戦ファンはそちらに注目してしまったというタイミングの悪さもある。 また、本作と同年の9月に『ゲッターロボ大決戦!』もリリースされている。 売れていれば続編『ゲッP-XX対アトランジャー』を作る予定だった事が、中古ゲーム誌ユーズドゲームズの取材で明らかになっている。 題名の元ネタは映画『マジンガーZ対デビルマン』等。もちろん直接対決するわけでなく(*15)、序盤は確執があったりするものの(*16)最後は協力して強敵を倒し、お互が健闘を称え合うと言う内容である。 今作に登場する人物の名字は皆独特であるが(百舌鳥·放出·天王寺etc)、恐らく元ネタは大阪府の地名からだと思われる。(*17) なお、アローマが消滅している所為で版権が散在しており、アーカイブ化は絶望的らしい。 本作の発売より2か月ほど早い3月25日には、サウンドトラック「ゲッP-Xのうた」も発売された。 こちらも長らく廃盤であったため、入手困難な状態であったが、2023年6月28日にまさかの再発売が決定。CD版のほか、各種音楽配信サイトやサブスクリプションサービス等でも配信を開始した。 開発中に超必殺技の使用条件で仕様変更があった模様。発売前のゲーム誌での紹介のシューティング画面やOPに「心」「技」「体」のメーターが確認できるのだが、それらはゲームに反映されることはなかった。 おそらく製品版より複雑だったのだろう。製品版は格闘ゲームのメーターに近くなっている。 ほぼ同じコンセプトのゲームとして『超鋼戦紀キカイオー』が存在。 こちらもこちらで「真面目に不真面目」「超豪華なスタッフ&声優陣」「宿敵ポジションは真紅の機体を駆る仮面の男(CV 池田秀一)」と、妙な共通点がある。
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「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「(問題点の訂正)」です。 ロボアーミー 【ろぼあーみー】 ジャンル ベルトスクロールアクション 対応機種 アーケード 販売・開発元 SNK 稼働開始日 1991年 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) レーティング CERO B(12歳以上対象) 配信 アーケードアーカイブス【PS4/One/Switch】2017年10月19日/823円(税8%込) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 爽快感はなかなかのものだが、死亡率高め 概要 基本システム 評価点 問題点 総評 移植 余談 概要 未来都市・ネオデトロイトが、フロンジード博士率いる「ヘル・シード」なるロボット軍団に占拠され、軍用ロボの「ロボアーミー」であるマキシマ、ロッキーの2機が平和を取り戻すべく立ち向かう、という設定のベルトスクロールアクションゲーム。全6面。 基本システム 8方向レバー+3ボタン(パンチ、ジャンプ、パワー攻撃)で操作。パンチ、ジャンプボタン同時押しでバックキック。 パワー攻撃で出る攻撃法は画面左上のパワー残量によって異なる。 ゲーム中3箇所しか出現しないが、「パワーメタル」というアイテムを取ると、自機は「超電導バギー」に変形し、一定時間無敵となる。 1P側がマキシマ、2P側がロッキーとなっているが基本性能に差はない。 評価点 良質なビジュアル ロボットの金属の質感の描き込みは当時としてはかなりレベルが高い。 本作は敵のロボット軍団や世界観である近未来の背景、ステージ間のフロンジード博士によるデモシーンとネオジオのパワーの本気を発揮したグラフィックの描き込みは必見。 爽快感の高さ 出現する敵は全てロボットであり、敵を殴るとカン、ゴンといった、いかにも金属質な乾いた音が出る。敵は爆発する倒されたとともに豪快に破片を撒き散らす。 また、パワーメタルで変形したバギーで片っ端から敵ロボットを轢いたり、最大レベルパワー攻撃で敵を薙ぎ払う爽快感はなかなかのものと言える。 良好な楽曲群・音声合成によるナレーションボイス 本作のBGMはネオジオ作品の例に寄って非常に熱い物が揃っていて近未来でのロボット対ロボットの戦いを盛り上げている。 また、至る所で使用される英語による音声合成ボイスもアメリカンな世界観と合っている事もあってか好評を得ている。 ちなみに本作で使用されている音声合成やBGMの声ネタは後にSNKの主力タイトルとしてブレイクする事になる『龍虎の拳』や『KOF 94』等の対戦格闘ゲーム群でもほぼ同様の物が使用されている事から、本作の声ネタがいかに好評だったかを物語っていると言えるだろう。 問題点 初期のネオジオゲーらしく、異常に難易度が高い。 自機のライフは5メモリ。デフォルトの難易度設定だと、雑魚の攻撃1発で1メモリ減り、鳥型のメカの攻撃では2メモリ減る。おまけに敵の攻撃はこちらよりも明らかにリーチ、当たり判定とも大きい。 パワー攻撃はパワー残量が多ければ強力な画面全体攻撃が出来るが、減っていくと前方のみの飛び道具となり、もっと減ると前方至近距離しか攻撃できないショボいビームになる。 パワー攻撃の残量は自機がミスしても回復しない(コンティニューすれば初期値に戻る)。ライフを1メモリのみ回復させるライフタンク、パワー残量が1メモリ回復するサイバーボールもあるが、正直焼け石に水。勿論出現量は後半になればなるほど少なくなる。 何よりも、ボス敵の攻撃が避けられるように作られていない。攻略法は近づいて必死に攻撃ボタンを連打する事のみ。要するにゴリ押しである。 総評 当時よくリリースされていた「ファイナルファイトの亜種」作品の一つ。 それほど複雑なシステムもなく、とっつきやすい作品ではあるが、異様な難易度の高さのせいであまりヒットしたとは言えなかった。 移植 NEO GEO ROM版(SNK 1991年12月20日発売) 業務用と同様。下記のアケアカNEOGEO版の配信までVC等で一切配信が行われていないタイトルの一つであった。 NEO GEO CD版(SNK 1995年4月25日発売) ROM版と同内容。小容量タイトルのためローディングは最初の1回のみ。 アケアカNEOGEO版(PS4/Xbox ONE/Nintendo Switch)(ハムスター 2017年10月19日配信) MVS(アーケード)版の移植。NEOGEO系ハード以外の機種への移植は今回が初である。 余談 1Pのマキシマは『THE KING OF FIGHTERS 99』で初登場したキャラクターのマキシマの元ネタと言われている。(*1) また2PのロッキーはマキシマのアナザーストライカーとしてKOF 2000に参戦している他、KOF MIXIMUM IMPACTシリーズのマキシマのアナザーカラーとして登場したり、ネオジオバトルコロシアムの背景に登場する等、相方が有名作のキャラの元ネタになった影響で初期ネオジオのベルトスクロールアクションのキャラクターの割には客演回数が多めだが、本家マキシマはKOFの方に存在を食われてしまったのか、他のゲームへの客演に恵まれていない。どうしてこうなった。
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マージャン★ドリームクラブ 【まーじゃんどりーむくらぶ】 ジャンル 4人打ち麻雀ゲーム 対応機種 Xbox 360プレイステーション3 メディア 【360】DVD-ROM【PS3】BD-ROM 各1枚 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイトタムソフト(メイン開発)サウンドエイムス(音響) 発売日 【360】2012年3月29日【PS3】2012年4月5日 定価 7,140円(税5%込) プレイ人数 1人(オンライン時最大4人) レーティング CERO D(17才以上対象) コンテンツアイコン セクシャル 判定 なし ポイント 『ZERO』までのヒロイン+αと麻雀する外伝作麻雀未経験者への配慮が手厚い原作のキャラ性やバカゲー要素も健在ストーリー性の薄さ等でファンアイテム止まり感は否めず ドリームクラブシリーズ 概要 本作のモード 本作の特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『ドリームクラブ』および続編『ドリームクラブ ZERO』のキャラクターを起用した麻雀ゲーム。 舞台は 「雀荘ドリームクラブ」 であり、本家のドリームクラブとは別の系列店とされている。 本シリーズで攻略対象であった各ヒロイン達についても、本作中では「ホストガール」ではなく「女性会員」と呼称されている。 開発は本家シリーズと同様にタムソフト。 このゲームのように本来の作り手が監修だけで中身は別会社が制作している、ということは無いのでその点はご安心を。 本作のモード 入門モード 雀荘ドリームクラブの「受付」が麻雀のルールについて説明するモード。内容は基本的なルール説明や役の他、用語集など中々充実している。 また、受付のフルボイスで説明される為、常用されない難読漢字が大半を占める麻雀用語を耳で聞いて覚えることが出来る。 対戦モード 女の子を3人指名して、4人打ちで自由に対局することが出来る。 対戦相手として選べるのは、過去作でホストガールを務めた13人。さらに条件を満たすと受付を対戦相手として解禁でき、合計で14人となる。 1位になれば3人から祝福され、そのうちの1人からコメントを貰える。 夢王戦モード 予選と決勝に分かれるリーグ戦。予選は全13回戦(一人一回ずつ休みが入る為実際には12回)で、総合順位2名が決勝リーグへ勝ち上がれる。勝ち抜いた2名と王者である魔璃と受付を交えた4人で5回戦を戦うことになる。 メインモードと言える位置づけにあり、優勝するとエンディングとなる。 優勝後は受付を対戦モード及びギャラリーモードで選択できるようになる。 応援モード 1人の女の子を指名して、彼女に応援してもらいながら戦うモード。「タンヤオを狙うのはどう?」「対面がそろそろ張ってそう」「これじゃフリテンだよ~」といった助言を受けることが出来る。その他、女の子の雑談もたまに入る。 1位になると指名した女の子からキスや愛の告白といったご褒美が貰える。 このモードでは俯瞰視点限定で、対戦相手は2Dキャラのみとなる。 2Dキャラは本家ではメールを送ってくるだけだったシゲや、遙華のSPであるスミスとウェッスン、DLCで購入可能だったバックダンサーのユウ&エル、名前だけ登場していた理保の妹である双葉真琴など。SIMPLEシリーズでおなじみの麗子先生もゲスト出演している。 オンライン対戦 最大4人まで参加できるオンライン対戦。女の子を一人指名して応援してもらうことが出来る。後述するドリームカードは使用不可能。 ギャラリーモード キャタクターのカスタマイズをする項目。髪型や服装といった項目を設定することで対局や応援モードに反映される。 受付はメニュー画面や入門モードでも指定した衣装が反映されるため、着せ替えた衣装によっては明らかに雀荘とは違う店の絵面になる。 本作の特徴 視点切り替え 麻雀ゲームで一般的な俯瞰視点の他、実際に席に座っている状態を表したリアル視点に切り替えることが出来る。リアル視点では実際に牌をツモって切る動作を見ることが出来る他、カメラを操作して女の子達をアップで見ることが出来る。 あまりにも撫でまわすように見過ぎると怒られたり、気持ち悪がられるので注意が必要。実際のゲームに影響はない。 女の子達のモーション及びリアクション 3Dキャラとの対戦ではポンやカンといった鳴きの際にモーションが入る。リーチ時にも専用のモーションと同時にBGMが変わって女の子の持ち歌が流れ出すという演出が入る。受付も今作で初の持ち歌「風を集めて」を披露している。 女の子が和了した際にも特別な演出が入る。役の大きさによって細かに演出が設定されており、セクシーなものから可愛らしいものまで多数存在する。 背景に魔法陣を作り出して呪文を詠唱する魔璃、華麗な上段蹴りを決めるナオ、バレーのスパイクを決めるあすか、天使のように羽ばたく亜麻音と受付、持ち歌である「☆paradise☆」の決めポーズを決めるノノノ、セクシーに踊り出するいなどいずれも必見。 また、逆に女の子がフリコミをすると落ち込んだり悔しがったりするモーションが入る。こちらも役の大きさによって演出が異なり、大きな手を直撃させると非常に官能的なモーションが入る為、そういう意味でも大きな手を狙う価値はある。 対局中はこれらのモーションを含めてギャラリーモードで設定した着せ替え衣装が反映される為、衣装とモーション次第ではパンモロを拝むことも可能。携帯機移植版に存在したカメコ視点以上にセクシーなカットも狙うことが出来る。 スタッフも分かっているのか、後述するドリームカードの中には他のキャラクターを好調にする(大きな手を張りやすくする)効果を持つものが存在する為、それを使用すれば役満専用のモーションも発生しやすくなる。 対局中はフルボイスであり、鳴き以外でも「ピンズは危険ね」「もしかして国士無双を張っている?」といった感じで女の子が喋る為、とても賑やかな対局となる。 但し、長考をすると、「巻きでお願いします」「まだですか」「遅いわよ」と連呼され続ける為、少しストレスを感じる人もいるかもしれない。 キャラクターごとの特色と性能差 3Dキャラの女の子達にも、2Dキャラにもそれぞれ得意とする打ち筋や好みの役や好調や不調といった波、使用する特技といった設定がなされている。いわゆる強キャラ・弱キャラも存在し、それぞれの特性を読んで打ちまわす戦略性を生み出している。 ドリームカード 使用することで有利に対局を進めることが出来るカード。大三元といった役を積み込むことが出来る他、ツモ運を強化、他家の牌を透視、振り込みを1度だけ無効化といった強力な効果を持つ。 カードは使い捨てで、ポイントを消費して交換して入手する必要がある。交換レートはシビアな為、気軽には使えない。 最初から購入できるものもあるが、有料DLCとして更に強力なカードを追加することが出来る。特に国士無双を積み込めるカードは非常に強力。 ちなみに本作の有料DLCはこのドリームカードと特別な装飾がされた卓と牌に関するもので、衣装に関するDLCは初回特典のみとなっている。 インタビュー 夢王戦では対局開始前に3人の女の子からインタビューという形でコメントを伺うことが出来る。決勝リーグに勝ち上がった女の子のコメントも特別なものとなる。普段ではまず勝ち上がらない弱いキャラをわざと勝ち上がらせれば貴重なコメントを聞くことが出来る。 明らかにモチーフは女優モノのAVによくあるアレである。 評価点 割としっかりしている麻雀要素。 夢王戦を除いて、対局前にローカルルールの有無についてなど細かなルール設定が可能。 また自分がどの役を何回アガったのかといった記録を閲覧することが出来る。 充実したギャラリーモード 女の子を180度のアングルで見渡すことが出来る。本家ドリームクラブではできなかったアングルで女の子を見渡すことが可能。モードを問わずに、対局すればポイントがたまっていく。一定のポイントをためると階級が上がり、ギャラリーモードでの髪型変更や新たなコスチュームが解禁される。 本家ドリームクラブに存在した衣装は勿論のこと、新規衣装も豊富に用意されている。なお過去作品で対応する有料DLC衣装を購入していると解禁を待たずに使用できる。ちなみに初回購入特典のDLCを除いて衣装は全て作中内で解禁可能。 飲酒描写が一切無いにもかかわらず対象年齢17歳以上に指定されていることから察せられるが、キープアウトテープやセックスィー水着、ヴィーナス(貝殻水着)など過去作品で価格が高めに設定されていた非常に過激な衣装も用意されている。 本家ドリームクラブに存在しなかった新たな衣装もかなり個性的。何故か男物の学ランである学生服、褌&網タイツの忍者、露出度ゼロの宇宙服、色気皆無のオヤジスタイルなハラマキ、極めつきは全身タイツ(初回特典)など、ネタに走ったものも少なくない。 初心者でも楽しみながら麻雀を覚えることが出来る。 入門モードでルールを細かく確認することが出来る他、応援モードでは女の子達からの助言を受けながら麻雀をすることが出来る為、初心者でもとっつきやすい。 キャラものの麻雀ゲームでこの手の入門教室が実装されている作品は意外と少なく、『雀・三國無双』や『咲-Saki- Portable』などには無い評価点と言える。 対戦モードでは女の子の可愛いモーションとリアクションが楽しめ、応援モードで1位になればご褒美をもらうことが出来る為、漫然と打つだけのプレイにはならない。 前述の通りモードを問わず対局を重ねれば段位が上がって過激なコスチュームを解禁できるのもプレイヤーの目標となってやる気を引き立ててくれる。 対局すればするほど過激なコスチュームを使用可能になるという点もある意味バカゲー的な要素と言えるかもしれない。ちなみにDLCで解禁せずに段位を最高にして全ての衣装を解禁するには半荘を150~200回くらい対局する必要がある。 1位を取り続けることで最も早く段位を昇格させることが出来る。たとえ4位でもポイントは貯まる為、初心者でも対局し続ければやがては衣装を解禁できる。 但し過去作品のDLCを全て購入しているプレイヤーはゲーム開始時に大半の衣装が解禁されてしまう為、少し目標が減ってしまうが。 このように女の子達の存在が初心者でも飽きさせずにやる気を引き出す要素としてしっかりと機能している。単にキャラを流用しただけの麻雀ゲームから脱却しているのは評価できる。 無論女の子に囲まれて、もしくは応援されて対局するのは麻雀経験者であっても楽しめる要素であり、女の子達のリアクションを楽しむために大きな手をアガる、あるいは直撃を狙うといった戦略性にもつながっている。 原作のキャラ性を失っていない。 ミステリアスで隙のない性格の魔璃や受付、既に他の麻雀ゲームに多数出ている理保が強キャラだったり、ドジなみおや根が素直な魅杏が弱キャラだったりと、強さや打ち筋の設定はキャラクターに合っており、違和感は全く無い。 モーションやボイス等でも通り一遍のリアクションにならず、前述の通り多彩な演出でキャラ付けをする努力は大いに感じられる。 ダーリンボイス 応援モードとオンラインモードで女の子達がプレイヤーの名前を呼んでくれる機能。無料DLCの為、ダウンロードすることで設定できる。 名前の例は「あーちゃん」「ひろくん」「としくん」「じゅんくん」「よしくん」といったもので、種類も豊富で100種類以上存在している。最初は呼ぶ頻度が少ないが何回も指名していると頻繁に名前を呼んでくれるようになる。 基本的に名前を呼び捨てにする魔璃、プレイヤーをお兄ちゃんと呼ぶ雪、ミジンコ呼ばわりする遙華など、元々特有の呼び方があるキャラは設定すると少しイメージに合わなくなる面もあるが。 この手の機能を待ち望む声は多いが、導入されているのは今作のみで、恋愛シミュレーション本編としての次作である『ドリームクラブGogo.』でも実装されなかった。 賛否両論点 ストーリー性の薄さ あくまでも雀荘ドリームクラブを舞台に麻雀をするゲームであるため、本家『ドリームクラブ』のように女の子と親密になることは出来ない。 夢王戦がメインのモードと言えるが、こちらは打つのが大半のモードであり、ストーリー性は少ない。 応援モードでは1位になれば女の子からご褒美のキスや告白といったご褒美が貰えるのだが、本家『ドリームクラブ』ではキスやエンディングまで到達するのに苦労するのに、こちらでは半荘で1位になっただけでキスされるというのも少し違和感がある。 せめて1人の女性会員を指名してタッグで勝ち抜いていくモードなどを用意して、勝ち抜く度にインタビューでコメントを貰え、優勝すればキスのご褒美…という流れならばいくらか自然だっただろう。 ただ、元々完結しているドリームクラブのシナリオに麻雀要素を無理に組み込んでも、話の展開が破綻してしまう可能性が極めて高い為、仕方のない面もあるが。 一部のキャラクターの圧倒的な強さ 作中で王者として扱われている魔璃と受付は抜きんでて強く、この二人と戦うことになる夢王戦決勝リーグは相当な難関。高確率で大きな手を聴牌する魔璃と、速攻で聴牌する上にこちらの待ちを見抜く受付の組み合わせは非常に厄介で、自分が守りに徹して反撃の機会を窺っているうちに他家がトバされて終了ということもザラにある。 その他にも的確な和了を見せるアイリや、好調だと爆発的な強さを発揮するノノノが予選リーグの壁となりやすい。この2人は予選リーグを高確率で勝ち抜いて来る為、そうなると決勝が更なる難関と化す。 予選リーグでアイリ・ノノノ・理保といった強キャラを集中砲火して下位に沈めればいくらか楽になる。ただし魅杏やみおといった弱いキャラが勝ち上がった場合でも受付と魔璃に振り込んでしまいトバされるケースになりやすい為、違った方向で高難度となる。 彼女らのような強キャラ以外でも好調になると数順でリーチをかけてくることも少なくない。全体的に手ごたえのある難易度となっている。 こちらがドリームカードを使用すれば対等に渡り合える。 ある程度手ごたえがないと達成感も無くなる為、一概に問題とも言えないが。ドリームカードを使わずに夢王戦を制覇した達成感は言い尽くせないものがある。 問題点 インターフェイス面の不備 俯瞰視点にしていても対面の牌が見づらい。牌の種類を複数用意されている中から選べるため、見やすい牌を選べばいくらか楽になる。 ちなみに舞台も選ぶことが出来る。本家ドリームクラブ店内を模した「通常店」と、海辺のロケーションで水着姿が映える「南国店」に加え、そして宇宙空間を舞台とした「宇宙店」の3種類。変なところをこのゲームから引き継いでしまっている。ちなみに夢王戦決勝は舞台が宇宙空間で限定される。 一部テンポの悪さ。 俯瞰視点にしてもツモ切のモーションが入る為、テンポは少し良くない。 一応視点切り替えボタンを連打し続ければモーションをキャンセル出来る為、少し面倒だが一般的な麻雀ゲーム並みのテンポは保てる。 鳴きが入るとそのたびにカメラがメイン視点に切り替わる。常に俯瞰視点で対局したい人にとっては少し面倒。 自分の番になっても、リーチを掛けたとしても、牌を自動で自模らない。ドリームカードを使用するチャンスがある為だが、この点を煩わしく感じる人も居る。 誰がどの席に座るのか選べない。 麻雀では当然と言えるが、グラフィックを見渡せるこのゲームではネックとなる。 対面で胸の谷間を拝みたいキャラが横に座ってしまう、太ももが露出している衣装を着せたのに対面に座ってしまう、眼帯をしている魔璃が右隣に座ってしまい顔がよく見えなくなるといった事態も起こりうる。 本家の衣装が全て実装されている訳ではない 本家ドリームクラブで制服はSMLの3サイズに分けられ、サイズが合う制服は着せ替えさせることが出来たのだが、この作品ではそれぞれ固有の制服しか着せることが出来ない。 DLC衣装もネガティブウェア・彩の衣装・メンズワイシャツ・ドリームエプロンと言った、いくつか存在しないものがある。 後者2つは明らかに「水着」ではなく「下着」の為、CERO対策という大人の事情が絡んでいたということも考えられるが。 入門モードも万全では無い。 あくまでも辞典的な説明のみで、実際に卓を囲って流れを説明するチュートリアル形式が無い為、少しわかりづらい点もある。 対局中に閲覧できるのは役の種類と得点表のみで、用語集を閲覧できない。プレイヤーが本当に麻雀初心者だと「平和がねらい目ですよ」と助言を受けた場合でも、役の条件を見て「オタ風ってなんだっけ…?」と疑問に思う事態だって十分起こりうる。 総評 キャラを流用しただけのよくあるゲーム…と思いきや意外と作り込まれている作品。 ドリームクラブのファンアイテムとしても合格点であり、万全では無いものの麻雀を知らない人でもルールを覚えながら楽しく麻雀を打てる。 この点についてもしっかりと配慮がなされているため、麻雀未経験者でも十分購入する価値はある。 一方、麻雀経験者であった場合でも女の子に囲まれて明るい雰囲気で楽しむことができる。 その上、たとえ負けたとしても女の子の可愛いリアクションが目の保養となるため、間口の広い麻雀ゲームと言えるだろう。 それだけに、難点であるインターフェイスの不備と、ストーリー性の薄さがただひたすらに惜しまれる。 この2点についてキチンと手を加えた上で、さらにより丁寧な初心者向け講座などを追加していれば、あるいは名作と呼んで差し支えない作品になっていたかもしれない。 余談 『THE どこでもギャル麻雀』の主題歌である「テンパイ☆LOVE」が本作のエンディングとしても使用されている。 原作で同曲を歌っていた理保(双葉理保)が本作にも登場しているが、本作では彼女ではなく受付がボーカルとして歌っている。 今作でお披露目となった受付の持ち歌「風を集めて」は舞台版ドリームクラブではダンス付きで披露されている。残念ながら『Gogo.』には逆輸入されなかった。
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ゲームボーイウォーズアドバンス1+2 【げーむぼーいうぉーずあどばんす わんぷらすつー】 ジャンル 戦略シミュレーション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 販売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ 発売日 2004年11月25日 定価 4,571円(税別) 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2014年4月3日/702円 判定 良作 ファミコンウォーズシリーズ 概要 ゲーム内容 評価点 問題点 総評 余談 概要 しばらく展開の止まっていたウォーズシリーズの新作。 海外で2001年に発売され、同年10月12日に日本でも発売予定があったが同時多発テロの影響を受けて未発売になった『Advance Wars(ゲームボーイウォーズアドバンス)』と、2003年に発売された『Advance Wars 2 Black Hole Rising(ゲームボーイウォーズアドバンス2)』のカップリング移植となっている。 本項目では前者を『1』、後者を『2』として解説する。 ゲーム内容 基本的な勝利条件は「相手の首都を制圧する」か「敵ユニットを全滅させる」のどちらか。 1日の始めに収入が入り、それを使って工場・空港・港でユニットを生産できる。 生産されたユニットはHP10を持っている。これは部隊の人数・台数を示しているため体力であると同時に攻撃力も兼ねており、多ければ多いほど強い。これが0になるとマップ上から消滅してしまう。 また、燃料の概念も存在。移動すれば移動するほど消費し、0になると地上ユニットは1マスしか動けなくなり、航空・艦船ユニットは即墜落・沈没する。 自軍拠点にユニットを置くことで、次の日には燃料・弾薬が満タンとなり、部隊数も少しずつ回復する。 都市・工場・空港・港は占領することで自軍拠点となり、HPの補充やユニットの生産(都市以外)が可能になるのに加え、収入も増える。いかに自軍の拠点を増やし、敵軍の拠点を増やさないかが大事。 時にはマップの天候も変化し、雨や雪の際にはユニットの移動力が下がってしまう。 + ユニットの紹介 地上部隊 工場で生産。基本的にどのマップでも使用可能。戦いの主役。 歩兵(1000G) もっとも安いが、攻撃力も耐久力も低い。序盤戦は占領に役立ち、中盤戦以降も肉壁、後半戦では首都占領に役立つ、このゲームの主役。 バズーカ兵(3000G) 旧作の戦闘工兵。バズーカを持つため車両・戦車系への攻撃力が高く、占領も出来る。歩兵より移動力が1低いが、どんな地形でも足を取られずに進める。 偵察車(4000G) 索敵範囲が広い。移動力が8もあり、歩兵にも強いので占領の妨害に役立つ。ただし、車両系な為に悪路では思うように進めず、戦車系にも無力。 軽戦車(7000G) そこそこの火力・耐久とそこそこの安さが持ち味。上位クラスの戦車以外には強い。 重戦車(16000G) 高価格に。移動力が落ちた代わりに火力と耐久力が上昇した。『1』での地上戦最強ユニット。 新型戦車(22000G) 『2』限定のタコみたいな戦車。ほとんどの点で重戦車を上回っているが、耐久力はほとんど変わらない。キャンペーンモードではブラックホール軍の研究所で設計図を入手しないと生産できない。 輸送車(5000G) 歩兵系を1部隊搭載して素早く動ける。他のユニットに燃料・弾薬の補給を行うことも可能。 自走砲(6000G) 周囲2~3マスに攻撃できる上に、戦車にも大ダメージを出せる。間接攻撃ユニットの常として隣接した相手には攻撃できず、移動してからの攻撃ができない。 ロケット砲(15000G) 自走砲より火力が増し、攻撃範囲も3~5マスになった。しかし、車両系なので耐久力も地形への適応も悪い。 対空戦車(8000G) バルカン砲で空中ユニットに大ダメージを出せる他、歩兵など紙耐久ユニットにもダメージを出せる。戦車には弱い。 対空ミサイル(12000G) 空中ユニットを1撃で葬る間接攻撃ユニット。高級品の割に地上部隊には何もできず、足も遅いのがネック。 航空部隊 空港で生産する。どれも地形を無視しての移動が可能で、対空攻撃でないとダメージが与えにくい。 戦闘機(20000G) 最高の移動力9を持つ。空中にしか攻撃できないが、自分以外の航空ユニットはほとんど一撃。これと爆撃機は対空攻撃と戦闘機以外から攻撃を受け付けない。 爆撃機(22000G) 地上ユニットに圧倒的な破壊力を叩き出せる。終盤戦の主力。 戦闘ヘリ(9000G) 地上部隊にはめっぽう強く、費用対効果が大きい。ただし、対空攻撃への耐久力は皆無なうえ、ヘリ系は対空関係なしに地上部隊からの攻撃も受けてしまう。 輸送ヘリ(5000G) 歩兵を搭載して空中移動ができるため、遠距離の占領に役立つ。補給は不可能。 艦船部隊 港で生産する。もちろん海しか移動できない。間接攻撃ユニット以外の地上部隊では殆どダメージを与えられない。 戦艦(28000G) 地上・艦船部隊への間接攻撃ユニットで、射程が2~6マスと非常に広い。護衛艦に強い。 護衛艦(18000G) 航空部隊に強い機関砲と、潜水艦のみに攻撃できるミサイルを備えている。また、ヘリ系を2部隊搭載する事ができ、搭載したユニットに補給もする。 輸送船(12000G) 地上部隊を2部隊搭載して移動できる。コストは高いが歩兵以外も運べる。補給は不可能。 潜水艦(20000G) 様々な攻撃を受けてしまう浮上状態と、燃料消費が激しくなるが隣接しない限り見つからなくなり、潜水艦・護衛艦以外に攻撃を受けなくなる潜水状態を使い分ける性質を持つユニット。戦艦に強い。 戦闘システムが変更され、「同時攻撃」ではなく「攻撃→被害を受けた後で反撃」になった。 ファミコンウォーズではバランスブレイカーだった「バズーカ兵」がかなり脆くなり、先攻か後攻かで強さが激変する。 『スーパーファミコンウォーズ』より続投した、プレイに彩りを加えるショーグン 本作ではマップをプレイする時に1人のショーグンを選択する。固有の特殊能力と「ショーグンブレイク」で戦況を有利に進められる。 ブレイクは戦闘の最中で溜まるゲージを解放して使用する必殺技のようなもの。一発逆転のチャンスがある。 『2』ではゲージが小さな星と大きな星に分かれ、小さな星が全て溜まるとブレイクが使用可能。さらに大きな星まで溜まると使用できる「スペシャルブレイク」が追加された。効果はブレイクより強力なもので、使い所を見極めれば戦況をひっくり返せる。 ショーグンの所属国は5国に振り分けられている。『スーパーファミコンウォーズ』で登場した4国にオリジナルの1国が追加されている。 + ショーグンの紹介 レッドスター軍 モチーフはおそらくアメリカ。主役というだけあり、基礎的な性能のショーグンが集まっている。 海外版では、諸般の事情からレッドスターではなくオレンジスター軍となっている。 リョウ 特殊能力 なし 『1』『2』の主人公的存在。スパナを手にした12歳の少年。尖った性能こそ持たないが、回復系のブレイクを使えるのが特徴。 マックス 特殊能力 歩兵以外の直接攻撃ユニットの攻撃力アップ。代わりに間接攻撃ユニットは射程が短くなる。 筋肉ムキムキの大男。『1』では攻撃力が50%もアップするが、『2』では20%しか上昇しなくなる。間接攻撃の弱さが弱点。 ドミノ 特殊能力 歩兵部隊の性能をアップさせ、占領速度を速める。輸送部隊の移動力も上がる。直接攻撃ユニットの攻撃力はダウンする。 特殊部隊隊長の少女。真っ向から殴り合うのは苦手だが、占領することは得意な上級者向けショーグン。スペシャルブレイクはどんな拠点も一発で占領できるようになるため、歩兵の立ち回りさえ上手く使えば一撃必殺も可能。 キャサリン 特殊能力 ランダムで与えるダメージが増える。 女性司令官。『1』はチュートリアル教官役で、自由に使用するには条件アリ。運次第で数値以上の火力が出る。 ハチ(2のみ) 特殊能力 全てのユニットを10%割引で生産できる。 「ウォーズショップ」のおやっさん、元ショーグン。特殊能力もさながら、スペシャルブレイクは都市でも地上部隊が生産できるようになるもので、序盤から終盤まで強い。 ブルームーン軍 モチーフはおそらくロシア。『1』での最初の敵国。 ホイップ 特殊能力 降雪の影響を受けないが、降雨時には移動力が大きく下がる。 ブルームーン軍の司令官。キャサリンの元上司で、『1』では青いサンタの姿(海外版では車掌風)をしている上に単純な悪役だったが、『2』では衣装が変わり、性格も民衆想いになっている。 雪の影響を受けないだけで、ユニットがパワーアップしたりはしない。ブレイクを使えば一時的に雪は降らすことはできるものの、1ターンしか続かなかったり。 ビリー 特殊能力 間接攻撃ユニットの射程が増える(2では攻撃力も上がる)。直接攻撃ユニットは弱体化する。 ガンマンのような姿の青年。要所要所でシブい活躍を見せてくれる。殴り合いは苦手だが、それを間接攻撃の強さで補える強キャラ。 おっさんのような外見だが、同期であるマックスと同じ年齢。 イワン(2のみ) 特殊能力 生産コストは20%安くなるが、全ユニットの攻撃力が低い。 まだまだ幼い新米ショーグンなお金持ちのお坊ちゃん。ブレイクは資金を1.5倍にするもので発動も早く、攻撃力の低さを数でカバー可能。 グリーンアース軍 モチーフはおそらくドイツ。ショーグンの性能が陸海空と分かれている。 イーグル 特殊能力 航空部隊のステータスを強化し、燃料消費も減らす。ただし、艦船部隊は弱体化する。 リョウのライバル。形見のゴーグルを大切に持っている青年。『1』のブレイクと『2』のスペシャルブレイクは歩兵部隊以外再行動できるもの。発動まで遅いがその分強力。 モップ 特殊能力 艦船部隊の防御と移動力を強化。雨が降っても移動コストが増えない。代わりに航空部隊が弱体化する。 『1』の日本版のみ海賊・それ以外や『2』では艦長ルックのふとっちょ。海戦と降雨時の戦いに強い妙な性質をしており、やや使いにくい。ブレイクは津波や台風で敵軍全体に1ダメージ+燃料半減と強烈な全体攻撃。 ハンナ(2のみ) 特殊能力 車両部隊と戦車部隊が強化されるが、それ以外は弱体化する。 生真面目な女軍人。実は大して陸戦向きと言うわけではない。ブレイクは全部隊完全補給効果で長期戦に強く、艦船部隊や航空部隊の燃料切れも防げる。 弱体化するとはいえその数値はイーグルやモップよりは少なく、許容範囲内といえる。 イエローコメット軍 モチーフはおそらく……ではなく、間違いなく日本。使用する兵器の外見がリベット打ちの戦車やレシプロ戦闘機などの旧兵器でありながらブルームーンのジェット戦闘機と互角に渡り合うなど士気の高さがウリ。 キクチヨ 特殊能力 全部隊の攻撃・防御が強化されるが、その分コストも増える。 イエローコメット国王。『1』の日本版では軍服の上に鎧を着たチョンマゲ男。しかもかなりバカだったが、ホイップと同じく『2』で外見も内面もマトモになった。 その特殊能力は日本人ならなんとなくうなずけるもの。序盤は遅いがそれ以降が強くなる。ブレイクは更に全部隊を強化するが、スペシャルブレイクは強化に加えて2倍の威力で反撃できるようになる超性能。 アスカ 特殊能力 索敵範囲が増える。敵からHPを把握できなくする。ランダムで与えるダメージが減る。(2では反撃時の攻撃力も上がる) 天才的頭脳を持つキクチヨの一人娘。索敵戦では強くなれるが、ダメージ減少のせいで思うように敵を倒せないのが弱点。 ヤマモト(2のみ) 特殊能力 歩兵部隊と戦闘ヘリの攻撃力強化。輸送部隊の移動距離アップ。車両部隊などが弱体化する。 生ける伝説ともされる老兵。強化されるポイントがどれも玄人好みな隠れ強キャラ。ブレイクは自軍都市に歩兵を呼び寄せるもの。 ブラックホール軍 『1』では黒幕、『2』では全編通しての敵軍。使用する兵器の外見がかなり怪しく、ショーグンもいろいろな意味で癖が強い。 ヘルボウズ(1) 特殊能力 全部隊の攻撃力と移動力が上がるが、防御力が下がる。 ラスボス、ブラックホール軍総統。「タコ番長」とも呼ばれる妙な外見をしている。ブレイクは半径2マスサイズの隕石を落として8ダメージを与える強烈なもの。特殊能力もラスボスにはふさわしいところ。 プレイヤーが使用する時は攻撃力がダウンする代わりに防御力アップ、それとブレイクのダメージ低下。さらにトライアルマップでは使用できないと散々だが強い。 ヘルボウズ(2) 特殊能力 全部隊の攻撃・防御・移動を強化。 本作でもラスボス。まんべんなく強い能力を持つ。ブレイクは存在せず、前作のものがスペシャルブレイクにそのまま移行している。トライアルマップでもこのまま使える。 コング(2のみ) 特殊能力 与えるダメージが表示よりも低下したり上昇したりする。 レッドスター軍に攻撃を仕掛ける大男。歩兵から出世した叩き上げの軍人。ダメージの揺れ幅が大きいのが特徴。 キャット(2のみ) 特殊能力 地形効果で防御と同時に攻撃も強化される。 ブルームーン軍に攻撃を仕掛ける天才少女。幼稚な性格をしており、ホイップの生まれ故郷をめちゃくちゃにしたり、同じ天才少女のアスカに勝負を挑んだりもする。 特殊能力は地形効果に対応したもの。平地・道路中心のマップでは弱いが、森・山中心のマップでは強くなれる。言えば地味だが、効果は確かなもの。 スネーク(2のみ) 特殊能力 なし イエローコメット軍に攻撃を仕掛ける目つきの悪い男。リョウと同じ特殊能力がないショーグンだが、こちらはブレイクの発動速度が早い。移動力(と全ブレイク共通の防御力)しかアップしないのだが、ゲージ満タンからの2日連続ブレイクは計算を狂わせるには充分。 ホーク(2のみ) 特殊能力 全部隊の攻撃力が少しだけアップ。 グリーンアース軍に攻撃を仕掛ける冷徹な男。ブレイクは敵全部隊にダメージを与え、その分だけ自軍全部隊が回復する全体吸収攻撃。発動は遅いが使われると厳しい。 キャンペーン いわゆるストーリー。使用できるショーグンが決められていたり、特殊ルール下でCPUと戦っていく。『1』と『2』で内容が大幅に異なる。 『1』では、「作戦ルーム」と言うチュートリアルモードを最初にプレイする。プレイヤーは司令候補生としてキャサリンの指導を受けながら、レッドスターに進撃してくるホイップ率いるブルームーン軍を撃退していく。これが終了すると本番に。基本的に使えるショーグンはリョウ・マックス・ドミノのみ。ブルームーンとの戦いではリョウかマックスのどちらかでルートが異なり、イエローコメットは早い日数のクリアで隠し面登場、グリーンアース以降は3人のショーグンから選んで戦うなど、それぞれ固有の要素がある。 『2』は復活したブラックホール軍を相手に4国がそれぞれ戦う。そのため別の軍のショーグンも普通に使える。新型戦車を手に入れるための研究所奪取、連合軍でのファクトリー戦、活火山やレーザー砲のあるマップでの戦いなどがある。 マップクリア時には評価が下される。マップごとに決まった日数以内でのクリア「スピード」・敵部隊の破壊数で決まる「パワー」・自軍部隊の生存数で決まる「テクニック」の3点評価。 クリアすると「ハードキャンペーン」がプレイ可能に。『1』ではかなり難しくなっているが、『2』は比較するとマイルドな難易度。 トライアル いわゆるスコアアタック。先述の評価をいかに高く出すかが目的。 プレイヤー1人で敵同盟軍を相手にしたり、最初から相手の収入が多いなどの要素もあるが、キャンペーンを完走できる程度の実力ならクリアすること自体は難しくない。 ウォーズショップ 両方の作品に存在する。ゲーム内で溜めたコインまたはウォーズポイントで、フリーモードやトライアルで使用できるショーグンの雇用やマップの追加などが可能。 マップエディット 多少の制限はあるが、プレイヤーが自由にマップを作れる。3マップ×2作で6マップが保存可能。 LRボタンを同時押ししながら起動すると「任天堂」のロゴが書かれたマップが登場する。 評価点 幅広い層に対応したゲーム性 初心者への手厚い配慮。初代『ファミコンウォーズ』にあったわかりやすさやストイックさはそのままに、未経験のプレイヤーでもさらにプレイしやすくなっている。 『1』では作戦ルームによって初歩の初歩から教えてもらえる。『2』でも序盤はチュートリアル的ステージ。 キャンペーンで負けてしまった際にはそのマップの攻略ヒントが聞ける。 上級者にもやり込み要素は豊富 トライアルやキャンペーンは普通にクリアするだけならそれなりに簡単だが、最高評価を貰うのは相当に厳しい。 「ショーグン」「ブレイク」によって広がった遊びの幅 初心者でも強いショーグンを使えば勝ちやすく、慣れれば弱めのショーグンでも勝つことは充分に可能。 ショーグン自体は『スーパーファミコンウォーズ』で追加された要素なのだが、本作では数や能力の幅も増え、キャンペーンでも個性を発揮しているので愛着が湧きやすい。 ブレイクも逆転要素として機能している。上級者同士の対戦では相手がブレイクするタイミングを見計らうのもポイント。 グラフィック・BGMなどの演出も良い 戦闘アニメに表示される兵士のドット絵は5軍それぞれで細部が異なる手の凝りよう。内容も簡潔でスピーディ。ON/OFF設定も可能。 『1』は相手に大被害を与えるとショーグンの顔アイコンが喜び、受けた方は悲しむアニメーションもついている。 ショーグン1人1人ごとに、イメージに沿ったテーマ曲がつけられている。どれも出来は良く、思考の邪魔にもなっていない。 1つのソフトとゲーム機だけで対戦が可能 複数人で対戦すると相手ターンの間は退屈で電池の消費も不安になるが、これを使えばその心配もない。 問題点 強いショーグンは非常に強い一方、弱いショーグンはとことん弱い 『1』では移動力と防御力アップのヘルボウズが最強。それに続くのは常時直接攻撃力150%のマックス、間接攻撃が強化されるビリーに空戦のイーグルなど。 反面、能力が役に立たないホイップ、メリットの少ないモップ、火力に不安を抱え続けるアスカなどはどうにもならないほど弱い。 アスカに関しては、相手ターンの途中行動が全く分からない「1台対戦」では能力の本領を発揮して屈指の強さとなる。 『2』にも強キャラが多い。イーグルに加えて、強化倍率が上がったキクチヨ、速攻があまりに強いヤマモト辺りは手が付けられないほど強い。 それよりも強いとされるのは、歩兵の弱体化がなくなったビリーに、無尽蔵の軍資金で戦えるイワンに人海戦術のできるハチ、そして最強はやはりラスボスのヘルボウズ。これらはプレイヤーの腕を容易に覆せる。 それに対し、前作の弱キャラたちは強化された点が少なく、上記のキャラたちにはまったく対抗できない。最弱は新キャラのコング。キャサリンの下位互換なのを差し引いても弱い。 対戦バランス自体は良好だが、プレイヤーの腕とショーグンの性能が大きく絡むため、プレイヤーの腕を考慮してショーグンを決めないと大方酷いことになる。 フリーバトルでは設定をいじってバトルができるため、ホイップは常時雪を降らす設定にしたり、アスカは索敵戦にしたりと、強くないキャラでも設定次第では人並みに戦えるようにはなる。それにしてもコングは例外だが。 時折CPUが賢くない行動を取ることがある。たとえば… CPU敵軍拠点にいる敵ユニットが、半径3マス地点に自軍歩兵がいるとまったく行動しなくなる。 その拠点は『1』だと首都・都市・空港で、『2』は首都・研究所・都市。また、間接攻撃ユニットは攻撃しか封じられず、艦船ユニットには効かない。 CPUのAIは歩兵に拠点をとられたくないためにこうしているようだが、こちらが敵軍首都を占領中でも発動する時は発動する。 ただし、バズーカ兵では発動しなかったり、歩兵が半径3マス地点にいても拠点まで届かないとこれまた発動しないため、余程の戦術がないと狙って発動はできない。 AIの潜水艦の扱い方もどこかおかしい。 例えば、燃料切れに上手く対応できずに、そのまま沈没されてしまう。 なぜか敵陣のすぐ目の前で潜水艦を浮上させることもある。「叩いてください」と言わんばかりに。 軽戦車がいつまでも港内の艦船を延々と叩きまくったりする。港に入港した艦船は、そもそも戦車系ではダメージがまともに入らないはずだが… やり込み要素だとしても、『1』のハードキャンペーンが非常に難しい 基本的にどのマップも自軍の初期配置減少+敵軍初期配置増加となっている他、索敵戦になったりもする。 運の絡まないストイックなゲーム性上、数の不利を覆すのはとても難しい。中級者程度の実力ではクリア不可能なほど。 隠しのラストマップにいたっては上級者ですら匙を投げだす難易度。プレイによって意図的に出現させないことができるのは救い。 マップによっては、クリアが不可能と言うわけではないが、どうあがいてもパーフェクトクリアが不可能になっているものが少々存在する。 原因はスピード評価。マップごとに定められた日数以内にクリアすれば満点なのだが、理論上のクリア可能日数がそこを上回ってしまっているため。その一方で、パワー評価とテクニック評価はハードキャンペーン用の計算式の関係で、プレイ内容関係なく満点となってしまう。 上のテクニックを使わなければパーフェクトクリアができないマップも存在する。 ちなみに報酬はキャサリンがトライアルなどで使用可能になる権利。『2』は条件がマイルドなのでそれで狙った方が早い。 海軍関連の要素が少し割を食らっている 前述のモップの「海戦に強い妙な性質」という記述から察しのとおり、海軍要素がやや少し冷遇されがちである。 ただしこれは本作品特有の問題というわけではなく、陸海空のミリタリー全般を扱う作品ではしばしば見られる現象だが…(海上戦に重点を置いた作品でない限り) 登場する3つの海軍戦闘ユニットには、いずれも使い勝手を微妙に損ねるような欠点を持っている。 + ユニットごとの具体例 戦艦 「移動してからの攻撃ができない」遠距離ユニットのペナルティが、戦艦にも容赦なく適用されてしまっている点が前作から全く改善されていない。 この欠点に加えてロケット砲、爆撃機などに対する防御力が低いせいで、本来なら艦隊戦の花形であるはずの戦艦が、「高価の浮きロケット砲」のようなものになっている。 一応、陸軍の近接ユニットに対しては絶対的な防御力を誇っている。マックスの重戦車に対してでさえ。 ようやく遠距離ユニットペナルティが戦艦から取り除かれたのは『ファミコンウォーズDS:失われた光』になってから… …と思ったら『失われた光』の方は攻撃範囲がロケット砲と同じ3~5マスになる、また別のペナルティをかぶってしまった。 護衛艦 続編の『ファミコンウォーズDS』とは違い、対艦・対地攻撃能力がない問題点が地味に痛い。 この欠点のせいで、海上の万能ユニットとしての趣が損なっている。 「対艦」攻撃能力は『DS』をもって追加されたものの、「対地」能力が追加されることは続編でも結局無かった。 対空機銃の威力が、陸上の対空戦車よりもやや劣っている。 対潜戦かヘリ補給のためならともかく、純粋な対空ユニットとしては、どうしても対空戦車と戦闘機に軍配が上がってしまう。 潜水艦 潜航すると燃料消費量が増える…のはいいけど、燃料の減り具合があまりにも強烈である。 ただでさえ燃料搭載量が少なめ(60)な上に、潜航中は燃料を5も消費している。一切移動せずに潜航だけしても、たった12日で燃料切れになる。 潜水艦の航続距離・活動時間の短さ自体は実物も原子力動力の物が出るまではそうであったので間違ってはいないが、それを補う「潜水母艦」(*1)が今作には存在してない(というより海上補給ユニット自体が登場しない)ため、余計に海上での長期行動が難しく、その分、港と装甲車に対する依存度が高くなりがち。 おまけに対空用遠距離武装を持っている海軍ユニットが存在しないため、例えば内陸から飛んでくる爆撃機に対して、艦船が対応することが少し難しくなっている。 「スーパーファミコンウォーズ」の戦艦が持っていた主砲の対空能力が本作ではカットされたけど、それに対するフォローが何もないのが惜しい。 それでも致命的に使えないほどではなく、慣れさえすればそれなりに活躍できるのが本作の海軍ユニットである。 例えば、戦艦を港に入れっぱなしにして沿岸要塞砲のように使ったり、護衛艦をヘリ空母代わりとして使う…などの変則的な活用法がないことはない。 ただ、前述で挙がった様々な問題点(特に戦艦の理不尽なペナルティと、対空遠距離武装を持つ艦船の不在)が、どうしても本作の海軍の足を引っ張っている感が否めない。 このせいで、少なくとも長期間海上に留まって制海権を及ぼす外洋海軍的なプレイは難しい。(どちらかといえば大陸国家的な、陸軍に従属する沿岸海軍のような挙動になりがち) 総評 日本では展開の止まっていたウォーズシリーズを再始動させた一作。 元より完成していたバランスに加え、さらにショーグンとブレイクの2要素の追加でゲームの幅が広がった。 1本に2作収録されているためボリュームも豊富。初心者から上級者まで納得できる出来の作品である。 余談 海外では非常に評価が高く、大手レビューサイトMetacriticでの評価は『1』『2』ともども90点前後をマークしている。 中古価格は高騰気味だが、WiiUバーチャルコンソールの配信で入手が容易になった。 本作のショーグンにはキャサリンとヤマモトがいるが、前作に当たる『スーパーファミコンウォーズ』にはキャロラインとミスターヤマモトと言う名の司令官がいる。 キャロラインは性能も容姿も本作のキャサリンにそっくり。一方でミスターヤマモトは本作のヤマモトにどちらも似ていない。『2』海外版だとヤマモトの名前はSenseiとなっているため、『スーパーファミコンウォーズ』経験者に向けた一種のファンサービスだろう。 ショーグン解説の項でも書いたが、本シリーズでは日本版と海外版では外見の異なるショーグンが存在。 ホイップが車掌風からサンタになったり、モップが船長風から海賊風になったりと、変更された理由が不明なものも多い。『2』では基本的に統一されている。 (むしろ、サンタすなわち宗教観や海賊への抵抗感が少ない日本がベースで、海外版がそれに配慮した形、という可能性が高い) 一方で、キャサリンの軍服がノースリーブになったり、アスカがメガネっ娘になっており、女性キャラはやや日本向けになっている。 2001~2002年の別冊コロコロコミックに、『1』のコミカライズと思われる『ゲームボーイウォーズ』という漫画が連載されていた。但し概要にもあるように当時はゲームが発売されなかったため、わずか4回で打ち切られてしまった。 2021年に海外のE3でのみNintendo Switch版『Advance Wars 1+2 Re-Boot Camp』が発表された。(ファミ通) 発売予定日は2022年4月8日となっていたが、ロシアによるウクライナへの侵攻の影響を受けて2023年4月21日へ延期となった。つくづく世界情勢に翻弄されることが多いシリーズである。
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ポケ擬カタログ / 図鑑順 / X・Y 図鑑番号順で表示されます。 【ハリマロン】【擬】等のタグがページに入っていないと表示されません。 図鑑順 650〜721 // 650〜659 // 660〜669 // 670〜679 // 680〜689 // 690〜699 // 700〜709 // 710〜719 // 720〜721 650〜721 650〜659 【650 ハリマロン】 「ハリマロン」のポケ擬は登録されていません。 【651 ハリボーグ】 「ハリボーグ」のポケ擬は登録されていません。 【652 ブリガロン】 「ブリガロン」のポケ擬は登録されていません。 【653 フォッコ】 「フォッコ」のポケ擬は登録されていません。 【654 テールナー】 「テールナー」のポケ擬は登録されていません。 【655 マフォクシー】 「マフォクシー」のポケ擬は登録されていません。 【656 ケロマツ】 「ケロマツ」のポケ擬は登録されていません。 【657 ゲコガシラ】 「ゲコガシラ」のポケ擬は登録されていません。 【658 ゲッコウガ】 「ゲッコウガ」のポケ擬は登録されていません。 【659 ホルビー】 「ホルビー」のポケ擬は登録されていません。 上へ 660〜669 【660 ホルード】 「ホルード」のポケ擬は登録されていません。 【661 ヤヤコマ】 「ヤヤコマ」のポケ擬は登録されていません。 【662 ヒノヤコマ】 「ヒノヤコマ」のポケ擬は登録されていません。 【663 ファイアロー】 「ファイアロー」のポケ擬は登録されていません。 【664 コフキムシ】 「コフキムシ」のポケ擬は登録されていません。 【665 コフーライ】 「コフーライ」のポケ擬は登録されていません。 【666 ビビヨン】 「ビビヨン」のポケ擬は登録されていません。 【667 シシコ】 「シシコ」のポケ擬は登録されていません。 【668 カエンジシ】 「カエンジシ」のポケ擬は登録されていません。 【669 フラベベ】 「フラベベ」のポケ擬は登録されていません。 上へ 670〜679 【670 フラエッテ】 「フラエッテ」のポケ擬は登録されていません。 【671 フラージェス】 「フラージェス」のポケ擬は登録されていません。 【672 メェークル】 「メェークル」のポケ擬は登録されていません。 【673 ゴーゴート】 「ゴーゴート」のポケ擬は登録されていません。 【674 ヤンチャム】 「ヤンチャム」のポケ擬は登録されていません。 【675 ゴロンダ】 「ゴロンダ」のポケ擬は登録されていません。 【676 トリミアン】 「トリミアン」のポケ擬は登録されていません。 【677 ニャスパー】 「ニャスパー」のポケ擬は登録されていません。 【678 ニャオニクス】 「ニャオニクス」のポケ擬は登録されていません。 【679 ヒトツキ】 「ヒトツキ」のポケ擬は登録されていません。 上へ 680〜689 【680 ニダンギル】 「ニダンギル」のポケ擬は登録されていません。 【681 ギルガルド】 「ギルガルド」のポケ擬は登録されていません。 【682 シュシュプ】 「シュシュプ」のポケ擬は登録されていません。 【683 フレフワン】 「フレフワン」のポケ擬は登録されていません。 【684 ペロッパフ】 「ペロッパフ」のポケ擬は登録されていません。 【685 ペロリーム】 「ペロリーム」のポケ擬は登録されていません。 【686 マーイーカ】 「マーイーカ」のポケ擬は登録されていません。 【687 カラマネロ】 「カラマネロ」のポケ擬は登録されていません。 【688 カメテテ】 「カメテテ」のポケ擬は登録されていません。 【689 ガメノデス】 「ガメノデス」のポケ擬は登録されていません。 上へ 690〜699 【690 クズモー】 「クズモー」のポケ擬は登録されていません。 【691 ドラミドロ】 「ドラミドロ」のポケ擬は登録されていません。 【692 ウデッポウ】 「ウデッポウ」のポケ擬は登録されていません。 【693 ブロスター】 「ブロスター」のポケ擬は登録されていません。 【694 エリキテル】 「エリキテル」のポケ擬は登録されていません。 【695 エレザード】 「エレザード」のポケ擬は登録されていません。 【696 チゴラス】 「チゴラス」のポケ擬は登録されていません。 【697 ガチゴラス】 「ガチゴラス」のポケ擬は登録されていません。 【698 アマルス】 「アマルス」のポケ擬は登録されていません。 【699 アマルルガ】 「アマルルガ」のポケ擬は登録されていません。 上へ 700〜709 【700 ニンフィア】 「ニンフィア」のポケ擬は登録されていません。 【701 ルチャブル】 「ルチャブル」のポケ擬は登録されていません。 【702 デデンネ】 「デデンネ」のポケ擬は登録されていません。 【703 メレシー】 「メレシー」のポケ擬は登録されていません。 【704 ヌメラ】 「ヌメラ」のポケ擬は登録されていません。 【705 ヌメイル】 「ヌメイル」のポケ擬は登録されていません。 【706 ヌメルゴン】 「ヌメルゴン」のポケ擬は登録されていません。 【707 クレッフィ】 「クレッフィ」のポケ擬は登録されていません。 【708 ボクレー】 「ボクレー」のポケ擬は登録されていません。 【709 オーロット】 「オーロット」のポケ擬は登録されていません。 上へ 710〜719 【710 バケッチャ】 「バケッチャ」のポケ擬は登録されていません。 【711 パンプジン】 「パンプジン」のポケ擬は登録されていません。 【712 カチコール】 「カチコール」のポケ擬は登録されていません。 【713 クレベース】 「クレベース」のポケ擬は登録されていません。 【714 オンバット】 「オンバット」のポケ擬は登録されていません。 【715 オンバーン】 「オンバーン」のポケ擬は登録されていません。 【716 ゼルネアス】 「ゼルネアス」のポケ擬は登録されていません。 【717 イベルタル】 「イベルタル」のポケ擬は登録されていません。 【718 ジガルデ】 「ジガルデ」のポケ擬は登録されていません。 【719 ディアンシー】 「ディアンシー」のポケ擬は登録されていません。 上へ 720〜721 【720 フーパ】 「フーパ」のポケ擬は登録されていません。 【721 ボルケニオン】 「ボルケニオン」のポケ擬は登録されていません。 上へ